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弟を地に埋めて Best choice

ロバートスウィンデルズ【作】, 斉藤健一【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福武書店
発売年月日 1988/03/20
JAN 9784828813172

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商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2013/01/14

 放射能に汚染された世界で生き残ってしまった子ども、というと前に読んだロバート・C・オブライエンの『死の影の谷間』を思い出した。あれもきつかったけれど、こちらはまた違った恐ろしさを描いている。自分だけでなく弟も守らないといけない、そしていくつかのコミュニティが存在する中で生き延び...

 放射能に汚染された世界で生き残ってしまった子ども、というと前に読んだロバート・C・オブライエンの『死の影の谷間』を思い出した。あれもきつかったけれど、こちらはまた違った恐ろしさを描いている。自分だけでなく弟も守らないといけない、そしていくつかのコミュニティが存在する中で生き延びなければならない。リアリティのある絶望がたたみかけるように襲ってくる。それでも生きている限りは生きなければならない、ことが恐ろしかった。

Posted by ブクログ

2012/08/30

中学生向きの「核戦争」物語だった。 夏休みのある暑い日のこと。 野原で雨宿りをしていた主人公ダニーは、突然ものすごい閃光を見る。 それは、ダニーの国、イギリス中あちこちにとびかった核ミサイルが地に落ちた閃光だった。ミサイル発射は、何かの間違いだったのかもしれない。でもボタン一つ...

中学生向きの「核戦争」物語だった。 夏休みのある暑い日のこと。 野原で雨宿りをしていた主人公ダニーは、突然ものすごい閃光を見る。 それは、ダニーの国、イギリス中あちこちにとびかった核ミサイルが地に落ちた閃光だった。ミサイル発射は、何かの間違いだったのかもしれない。でもボタン一つ押されたためにその国は地獄となった。 第1の地獄、火炎地獄。 まず火に焼かれて死ぬものが続出。最初の一撃で亡くなったものもいれば、そのあとの残余放射能で死んでいく者もいた。ダニーと弟、ダニーの父は運よく生き延びたが、生き残った者には、さらに辛い現実が待っていた。 第2の地獄、野蛮人化する人々 ひと騒動すめば、今度は生き残った人々の間で、食料を求めての略奪や殺し合いが始まった。ダニーが出合った少女キムも運よく生き延びた一人だったが、紳士的な態度をとるダニーに対して、きわめて現実的な言葉をかけたのだ。 「紳士なんて、もう古い。今は野蛮人の時代なのよ」 野蛮人たちは自分の身を守るために情け容赦なく弱い者から物品を奪い、殺していくのだ。 第3の地獄、原爆病の恐怖 ダニーと近所の人たちは小さな集団をつくり待ちのような組織をつくって、荒れた土地に野菜を植えるが、収穫物は汚染された奇形野菜だった。 残留放射能の影響か、奇形の昆虫や植物、人間の赤ちゃんも生まれた。原爆病も続出してくる。これでは農作物が取れない。そしていつかは自分たちも原爆病になるかもしれない。ダニエルが途方に暮れる中、一緒に生き延びた弟が原爆病で亡くなった…。 核戦争のその後について、わかりやすく描いた物語だ。 舞台もイギリスで同じ島国にすむ日本人としては、親近感を覚える。日本が原爆を浴びたのはもう半世紀以上も昔だが、今でも原爆症は残っている。もう二度とこのようなことがあってはならない。 そんな日本人の悲痛な叫びを代弁してくれるような一冊だった。

Posted by ブクログ

2010/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

近未来のイギリスに核が落とされた。 救助を待つ生き延びた人々の生活を描く文学作品。 中学時代に読んでとてつもなく影響を受けた話。 全く文明が0になったところから、ルールをおき、希望を持って生きることの何と難しいことか。後半の植物や虫などの生物が奇形で表れるシーン(その時、主人公の彼女は子を身籠っていたと記憶している)の、形容しがたい絶望感。 ただ「核兵器の恐怖」や「戦争の恐ろしさ」だけではなく、人間や生きることについて考えを巡らせられる良書でした。すごくまた読み返したいけれどネットショップでは見つからず。 欲しいなぁ。学校においてほしい。

Posted by ブクログ

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