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現代語訳 とわずがたり 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1988/03/25 |
JAN | 9784101144238 |
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現代語訳 とわずがたり
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
後深草院の寵愛を得な…
後深草院の寵愛を得ながらも他の男性たちとの逢瀬を重ねる二条の波乱の生涯を描いた現代語訳の「とわずがたり」。出家に至る経緯など作者自身に重なる部分もあるかも知れません。
文庫OFF
思ってたんと違う 私の日本語読解能力では半分くらいしか読み取れませんでしたが、昔の方が男女関係は奔放だったんですね。。。
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(2015.12.30読了)(2013.06.28購入) あまり聞いたことのない題名の古典なので、買おうかどうしようか迷った末に、買ったように記憶しています。 作者の後深草院二条が生れたのは、1258年ということですので、鎌倉時代ということになります。「とわずがたり」は、全五巻か...
(2015.12.30読了)(2013.06.28購入) あまり聞いたことのない題名の古典なので、買おうかどうしようか迷った末に、買ったように記憶しています。 作者の後深草院二条が生れたのは、1258年ということですので、鎌倉時代ということになります。「とわずがたり」は、全五巻からなっており、巻一から巻三までは、宮廷篇、巻四・巻五は紀行篇と呼ばれています。「現代語訳とわずがたり」は、宮廷篇の翻訳で、紀行篇は、抄訳となっています。全訳版を読みたい方には向いていません。 時代は、鎌倉時代になっているのに、京都の宮廷生活は、平安時代と変わっていないのかもしれません。『源氏物語』に描かれた世界とほとんど同じで、もう一つの『源氏物語』を読んでいるかのようです。ただし、主人公は、男ではなく、女です。 後深草院二条は、かなりの美女だったのでしょう。後深草院の寵愛を受けるとともに、他に四人の男性に言い寄られ、やむなくなのか、喜んでなのか、関係を結んでいます。 後深草院の正妻の嫉妬を受けたり、後深草院の浮気?の手引きをしたり、後深草院以外の子どもを身ごもってしまい、相手の男の機転に助けられたり、後深草院の暗黙の了承のうえで、言い寄る男の相手をしたり、とかなり興味深い内容の本です。 この本の存在が世に知られたのは、1940年のことだそうです。それまでの700年近い間埋もれていた古典です。一般の人も読める形で刊行されたのは1950年です。 【目次】 巻一 5 巻二 92 巻三 160 巻四(抄訳) 230 巻五(抄訳) 243 注解 252 八嶌正治 解説 261 八嶌正治 ●父の遺言(38頁) お前はひたすら御所様にお仕えして、気まずいことなどおこさないよう、つつしみつとめるのですよ。そうはいっても思うようにいかないのがこの世の習いだ。もし行末御所様の御愛情も薄れ、御所で生活していく経済力もなくなるような時は、ぐずぐずせず、いさぎよく出家してしまうがいい。 ●闇路(202頁) 夢に阿闍梨が生前と変わらないお姿であらわれ、「憂き世の夢は長き夢路ぞ」と言って抱きつかれたと見てから、急にたいそう重い病気にとりつかれてしまい、正気もないほどになってしまいました。 危篤の状態のまま、三月も半ばすぎるほどまで煩ってしまいました。気がつくと、私は妊っている様子なのです。 ☆関連図書(既読) 「とはずがたり」いがらしゆみこ著、中央公論社、1995.05.25 「美は乱調にあり」瀬戸内晴美著、角川文庫、1969.08.20 「諧調は偽りなり(上)」瀬戸内晴美著、文芸春秋、1984.03.01 「諧調は偽りなり(下)」瀬戸内晴美著、文芸春秋、1984.03.01 「寂聴生きる知恵」瀬戸内寂聴著、集英社文庫、1997.03. 「源氏物語の女性たち」瀬戸内寂聴著、NHKライブラリー、1997.11.20 「白道」瀬戸内寂聴著、講談社文庫、1998.09.15 「いよよ華やぐ」瀬戸内寂聴著、日本経済新聞・朝刊、1997.12.01-1998.12.13 「釈迦と女とこの世の苦」瀬戸内寂聴著、NHK人間講座、2000.04.01 「藤壺」瀬戸内寂聴著、講談社2004.11.24 「秘花」瀬戸内寂聴著、新潮社、2007.05.15 「日本を、信じる」瀬戸内寂聴・ドナルド・キーン著、中央公論新社、2012.03.11 「月の輪草子」瀬戸内寂聴著、講談社、2012.11.01 (2016年3月11日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 幼少の頃から後深草院のもとで養育された二条は、14歳の春に院の寵愛を得る。二条は院の愛人となってからも、数多の貴人や高僧たちと交渉を重ねるが、かねてからの出離の思いが高じ、ついには尼となって諸国遍歴の旅に出る。―波瀾にみちた性の体験を大胆に告白し、愛欲の世界を脱して宗教に浄化されていく過程を描いた女流日記文学の傑作を艶麗な筆に甦らせた名訳。
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