- 中古
- 書籍
- 文庫
東京の下町 文春文庫
定価 ¥528
220円 定価より308円(58%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1989/01/10 |
JAN | 9784167169145 |
- 書籍
- 文庫
東京の下町
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
東京の下町
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
「吉村昭」のエッセイ集『東京の下町』を読みました。 「吉村昭」作品は昨年8月に読んだ『大本営が震えた日』以来なので、ほぼ1年振りですね。 -----story------------- 時・昭和の初め、所・日暮里。 著者を温かく育んでくれた大都会のなかのなつかしいふるさと。 ...
「吉村昭」のエッセイ集『東京の下町』を読みました。 「吉村昭」作品は昨年8月に読んだ『大本営が震えた日』以来なので、ほぼ1年振りですね。 -----story------------- 時・昭和の初め、所・日暮里。 著者を温かく育んでくれた大都会のなかのなつかしいふるさと。 その思い出の数々を愛惜の念をこめて。 夏祭り、映画館、火事、物売り、正月、演芸、大相撲、さまざまな食物、町の事件あれこれ…。 昭和2年生れの著者が幼少年期を過した、大都会の中のなつかしいふるさと、日暮里。 そこで紡いだ想い出の数々を愛惜の念をこめて綴ると共に、戦前の庶民の生活を生き生きと描き出した好エッセイ。 ----------------------- 「吉村昭」が幼少年期を過した日暮里での生活… 戦前の庶民の生活を描いたエッセイです、、、 著者の生い立ちを知る編集者から勧められ、1983年(昭和58年)9月から1985年(昭和60年)2月にかけて『オ-ル讀物』に18回にわたって連載された作品だそうです… 当時の生活や町の様子が活き活きと描き出されていましたね。 ■其ノ一 夏祭り ■其ノ二 黒ヒョウ事件 ■其ノ三 町の映画館 ■其ノ四 火事 ■其ノ五 物売り ■其ノ六 町の正月 ■其ノ七 町の小説家 ■其ノ八 不衛生な町、そして清掃 ■其ノ九 演芸・大相撲 ■其ノ十 食物あれこれ ■其ノ十一 町の出来事 ■其ノ十二 ベイゴマ・凧その他 ■其ノ十三 白い御飯 ■其ノ十四 台所・風呂 ■其ノ十五 説教強盗その他 ■其ノ十六 曲りくねった道 ■其ノ十七 捕物とお巡さん ■其ノ十八 戦前の面影をたずねて ■文庫版のためのあとがき 「吉村昭」は1927年(昭和2年)に日暮里町谷中本(現東日暮里6丁目、日暮里図書館の近く)に9男1女の8男として生まれ、父親は製綿工場を経営しており、当時としては裕福な家庭であったようです、、、 私たちの父母や祖父母の時代なのですが、私の生まれ育った山村では、文明の利器が届くのが遅かったこともあり、近所の雑木林や畑での虫取りや、庭や家屋に迷い込んでくる蛍、台所のぶら下げてあった蠅取り紙等々… 読んでいると懐かしい情景が蘇ってきましたね。 さすがに遊びでベーゴマ、メンコはやってないけど、凧揚げやビー玉遊びはやっていましたもんね… そして、過去を美化して「昔はよかった」的な感傷に溺れることはなく、『其ノ八 不衛生な町、そして清掃』に代表されるように「悪いところだってあった」ときっぱり書いていることに共感できました、、、 当時の文化や庶民の生活を身近に感じることができたし、愉しく読めた作品でした。
Posted by
正月、夏祭り、中小企業、歩み寄る戦争など、著者が子供の目線で見ていた目線で、東京の下町の風景を描いたエッセイであり、生活記録。 著者と私は、40歳以上離れているにも関わらず、著者が見ていた風景に懐かしさを感じるのは、きっと、著者の創作力の素晴らしさなのだろう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
そっかー。日暮里って下町扱いじゃないんだー。 西国育ちの私から見れば、細かいこと言うなよーって感じですが。 松の内の荷風(断腸亭・・・)から、 ちょろちょろと読んできた古き良き東京もの。 自分が今、東京東部に住んでいることも あって、微妙にメタっぽくて面白かったんですが、 さすがに少々、食傷気味かも・・・もういいかも。 と思っても、ふと振り返れば積読が・・・ ^^;
Posted by