1,800円以上の注文で送料無料

霊界通信 イエスの成年時代 神と人間のはざまで 霊界通信
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

霊界通信 イエスの成年時代 神と人間のはざまで 霊界通信

G.カミンズ【著】, 山本貞彰【訳】

追加する に追加する

霊界通信 イエスの成年時代 神と人間のはざまで 霊界通信

定価 ¥1,430

1,155 定価より275円(19%)おトク

獲得ポイント10P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 潮文社
発売年月日 1989/01/10
JAN 9784806311997

霊界通信 イエスの成年時代

¥1,155

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2012/03/07

「少年時代のイエス」の続きなのだけれど イエスが家を出て22才までの間 アラビアのさすらえる部族と旅をしていた間がすっぽりと抜けているのが残念だ この旅でたくましい大人になった筈なのだから・・・ イエスは自分の人生の目的が天から知らされて来るのをひたすら待つ その長い...

「少年時代のイエス」の続きなのだけれど イエスが家を出て22才までの間 アラビアのさすらえる部族と旅をしていた間がすっぽりと抜けているのが残念だ この旅でたくましい大人になった筈なのだから・・・ イエスは自分の人生の目的が天から知らされて来るのをひたすら待つ その長い成長期、世間からはみ出し親兄弟からも疎まれ 三度にわたって家を出る 分裂が破壊を呼ぶことを説きながら身を引いていく 母マリアも自分の期待はずれに悲しむ 唯一父ヨゼフの妹であるクローバスのマリアの変わらぬ愛を受け続け その一家に支えられる 物足りないのはマグダラのマリアがほとんど登場しないことだ 22才でさすらえる部族と別れ故郷に向かう途中 山ごもりしているヨハネに出会い共に隠遁生活をしたり エッセネ派に加わって修行の生活にも励むが 結局世俗の中で愛を実践する道を選ぶ 愛を唱えるイエス自体が支配者であるパリサイ人や律法学者を糾弾し 無知な群衆を奇蹟と暴露と例え話で教育しようとしてしまう しかし権力に噛みつくことで戦いを挑む結果はイエスの嫌う分裂でしかない 根回しと噂を駆使する情報戦でイエスは破れ民衆に背かれてしまう それもがイエスの筋書きだったのかどうか解らないけれど・・・ 死刑の際に奇跡も起こらず孤独と肉体的苦痛の中で死んでいく 三日後に復活があるわけだけれど この本では40日の間様々なところで復活現象を見せ 投げ遣りになっている弟子達を立ち上がらせる 人類の救済を願いつつキリスト教会が圧政の中心となる根拠を残してしまう イエスの目的が教会の掲げる「日々の糧」「罪のあがない」「試練からの解放」 ではないことだけは確かだと思う しかし民衆をリードすることだったのか 民衆自ら自律して生きて欲しかったのか 曖昧な結果を残したのではないだろうか その原因はイエス自体が自分の思いを貫き通せずに 博愛を見失った所にあるのではないだろうか 又、ユダを始めとした弟子達すら自律させられずに 支配者や民衆の心を解放することもできずに むなしさに迷っていたのではないだろうか 愛を唱えるものが最後に奇跡と組織に頼ったこと自体が 矛盾していたのかもしれない 「憎悪と暴力の企みには裏切りが伴う」 「剣に頼る物は剣に滅びる」 「敵を愛せ」 と言いながら自ら罠にはまったようにも見える 一体ではない相対社会に絶対なるバランスを直接持ち込むこと自体無理がある 相対のこの世ではそれなりに揺れ動く しなやかなハーモニーが適しているように思える 愛にすらほどほどの情を絡めてハモルことがこの世らしさなのかもしれない 「過ぎたるは及ばざるがごとし」 ハモルとは環境の中で人生をスムーズに運転することらしい 一人が絶妙な運転をこなせば 社会全体のギクシャクも薄れ流れが共鳴して調和へ向かおうとするもののようだ 何故ならば一人は互いに芋づるのように集団とつながっているから その意味で相対は一体の一部分なのだろう

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品