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大西洋漂流76日間
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大西洋漂流76日間

スティーヴンキャラハン【著】, 長辻象平【訳】

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大西洋漂流76日間

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1988/07/15
JAN 9784152033598

大西洋漂流76日間

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2013/12/18

今から30年以上前、大西洋を救命ゴムボートで76日間漂流して生還した著者の体験を著したもの。 数日前にも同じように小さな漁船で太平洋をひと月以上漂流して助かった日本人の男性の本を読んだが、どちらにも共通していたのは二人とも「海の男」だったということ。 やはり海に対する知識、装備...

今から30年以上前、大西洋を救命ゴムボートで76日間漂流して生還した著者の体験を著したもの。 数日前にも同じように小さな漁船で太平洋をひと月以上漂流して助かった日本人の男性の本を読んだが、どちらにも共通していたのは二人とも「海の男」だったということ。 やはり海に対する知識、装備、経験が、二人に冷静な判断をさせる強靭な精神力を与え想像を絶する苦境を生き抜かせ、生還へと繋がった。 ただ、その日数の長さからしても、漂流した海域を考えても、本書の著者のほうがより困難を極めた漂流だったことは間違いない。 それこそ死の淵に、片足どころか足の指一本でこちらの世界にとどまっていたといってもいいくらい、限りなく限界に近い命の瀬戸際まで追い詰められた76日間だった。何年も前に読んだ『死のクレバス』でも感じたことだが、読めば読むほど、生きて帰ってきことが到底信じられないこれほどの極限状態を、どうしたらくぐり抜けることができるのか、人間とは、これほどの状態でありながら精神力を保ち生きるために力を尽くすことができるものなのかと、心底驚嘆せずにいられなかった。 大海で漂流した場合、ほとんどの人間は3日が生きながらえることのできる限界なのだという。飲まず食わずが原因というよりむしろ、その境遇にまず精神力が追いつかないのだそうだ。 だろうな~…。 76日目に、たまたまその海域まで足を延ばした小さな漁船が著者を発見したとき、命の瀬戸際にあり、ずっとずっと待ち望んでいた救出の瞬間であったにもかかわらず、第一声が「助けてくれ」でなかったことに、何より一番驚いたけれども。

Posted by ブクログ

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