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黒い兄弟 ジョルジョの長い旅 Best choice
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福武書店 |
発売年月日 | 1988/12/15 |
JAN | 9784828813417 |
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黒い兄弟
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商品レビュー
4.3
15件のお客様レビュー
なかなか分厚く図書館でも存在感を放っていたこの小説を夏休みに読んでみようかと借りてみた。 かつてスイスの少年たちの人身売買が行われ、過酷な労働と虐待が行われていて、命を落とす少年たちもいた、という話だということでかなり深刻な話なのかと思ったが、そんななかでも誇りや友情や信頼を持ち...
なかなか分厚く図書館でも存在感を放っていたこの小説を夏休みに読んでみようかと借りてみた。 かつてスイスの少年たちの人身売買が行われ、過酷な労働と虐待が行われていて、命を落とす少年たちもいた、という話だということでかなり深刻な話なのかと思ったが、そんななかでも誇りや友情や信頼を持ち生きてゆく姿は前向きで、話も面白くてあっというまに読み終えてしまった。 == スイスの山奥の貧しい農民たちは、自分の息子達を人買いに売っていた。半年の奉公という正式な契約が結ばれているその労働の実態は、イタリアのミラノへ密入国させられ煙突掃除夫に売られ、靴もなく着替えもなく、けぶる煙突に上り素手で煤を掻き落とし、食べ物も寝床も与えられず、煙突掃除親方の家事手伝いも行い、気に入らなければ殴られ、窒息や肺病や虐待で死ぬことのあるという生活だった。 人身売買は、スイスの親たち、人身売買の男や密入国協力者、イタリアのミラノの人たちにとっては公然の秘密だったのだ。 「黒い兄弟」は主人公ジョルジュが生まれ故郷の村からミラノに奉公に出て、あまりにも過酷な日々を過ごしながらも、友情や勇気、そして信頼を持って自らの手でこの過酷な奴隷契約を終了させるというお話。 題名の「黒い兄弟」とは、煙突掃除少年のアルフレドが呼びかけて作った煙突掃除少年による秘密結社の名前だ。煤を被って真っ黒な彼らが自分たちをそう呼ぶことは、過酷であっても自分の仕事に誇りを持っているように感じる。そしてアルフレドは親友であるジョルジュだけに自分の身の上を話し、自分の頼みを告げるのだ。 ミラノの街には「狼団」という不良少年グループがいて、煙突掃除少年たちを馬鹿にして、道で遭遇すれば壮絶な喧嘩がおっぱじまる。しかしこの「狼団」と「黒い兄弟」とは様々な出来事を通していくうちに互いを認めるようになる。子供にも立派な喧嘩のルールがあり、守るべき仁義があるのだ。 作者はドイツ出身で、ナチス時代にスイスに亡命した女流作家のリザ・テツナー。 第二次世界大戦のさなかの1940年に出版され、ヨーロッパで評判となった。 大人にも子供にもお勧め。
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アニメ「ロミオの青い空」を全話視聴し感動したので、こちらの原作も読みました。 児童文学だけあってとても読みやすく、4日で完読しました。 主人公ジョルジョの勇気に大変感動しました。 アニメと時系列や内容は所々異なりますが、大人の子どもへの扱いがひどく、心痛めながら読みました。 この...
アニメ「ロミオの青い空」を全話視聴し感動したので、こちらの原作も読みました。 児童文学だけあってとても読みやすく、4日で完読しました。 主人公ジョルジョの勇気に大変感動しました。 アニメと時系列や内容は所々異なりますが、大人の子どもへの扱いがひどく、心痛めながら読みました。 この物語が第二次世界大戦中に産まれた作品というのも感慨深いです。
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子供のころ読んだので、怖かったなあという思い出がある。 ロミオの青い空はずいぶん美しい。けれど感動的な作品である、というのは共通しています。長いけれど、おすすめです。
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