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風の旅 四季抄
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風の旅 四季抄

星野富弘【著】

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風の旅 四季抄

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 立風書房
発売年月日 1982/01/10
JAN 9784651110110

風の旅

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商品レビュー

4.7

10件のお客様レビュー

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2024/05/22

 星野富弘さんの訃報を知った数日後、義父母のもとを訪れそんな話をしたところ、義母が詩画集を持っているというのでお借りしたのがこちらの作品です。もう1冊お借りしたんですが、それは明日にレビューすることにします。こちらの詩画集は、フォローさせて頂いているまいけるさんもレビューされてい...

 星野富弘さんの訃報を知った数日後、義父母のもとを訪れそんな話をしたところ、義母が詩画集を持っているというのでお借りしたのがこちらの作品です。もう1冊お借りしたんですが、それは明日にレビューすることにします。こちらの詩画集は、フォローさせて頂いているまいけるさんもレビューされていています。同じ詩画集を手にできて嬉しいです。  この詩画集の中で一番好きなのは、1980年の「がくあじさい」  『結婚ゆび輪はいらないといった  朝、顔を洗うとき  私の顔を きずつけないように  身体を持ち上げるとき  私が痛くないように  結婚ゆび輪はいらないといった  今、レースのカーテンをつきぬけている  朝陽の中で  私の許に来たあなたが  洗面器から冷たい水をすくっている  その十本の指先から  金よりも銀よりも  美しい雫が 落ちている』    何冊か星野富弘さんの詩画集を読んで、富弘さんのお母様のことを思って作ったと思われる作品は結構あるのだけれど、奥様のことを思って作られた作品は少ないように感じました。星野富弘さんと奥様との出会いは、頚椎損傷による下半身不随になってしまった後のことです。よほどの覚悟がなければ、結婚には踏み切れなかったでしょう。星野富弘さんが、病室で描かれた、“らん”の花のエピソード、読めてよかったです。  初期の作品も収録されていますので、ひとつの作品を口で筆を咥えて描けるようになるまでの大変さも伝わってきます。でも、その作品もやっぱりあたたかみを感じられます。

Posted by ブクログ

2024/05/01

 星野富弘さんの訃報を受け,ずっと本棚に並んでいたこの本を40年ぶりに開いた。今描いている目の前の花への愛情が溢れ出して形になったような詩集だと思った。  詩がつけられた花の絵が「1 折れた菜の花」「2 花に寄せて」「3 風の跡」の3つのパートに分けられて並び,その間に短い随筆と...

 星野富弘さんの訃報を受け,ずっと本棚に並んでいたこの本を40年ぶりに開いた。今描いている目の前の花への愛情が溢れ出して形になったような詩集だと思った。  詩がつけられた花の絵が「1 折れた菜の花」「2 花に寄せて」「3 風の跡」の3つのパートに分けられて並び,その間に短い随筆というのが本書の構成。手足を使えない星野さんが筆を口にくわえて描いた絵と詩が並ぶ。自分で動かせるのは頭だけという星野さんの観察眼は,花々の小さな変化を見過ごさず,その背後にある生命の美しさや悲哀,花にも人間にも共通する自然の営みを優しく捉え,文字になっているようだ。  星野さんのご冥福をお祈りいたします。

Posted by ブクログ

2018/11/23

この本を購入して28年が経過した。 彼の感性は彼だけのもの、同じような想いを抱く人はいるだろうが、心底からの優しさがなければ、このようには書けない! そして今日、一番心に残ったのは次の言葉だ。 「いつだったか きみたちが空を飛んでいくのを見たよ 風に吹かれて ただ一...

この本を購入して28年が経過した。 彼の感性は彼だけのもの、同じような想いを抱く人はいるだろうが、心底からの優しさがなければ、このようには書けない! そして今日、一番心に残ったのは次の言葉だ。 「いつだったか きみたちが空を飛んでいくのを見たよ 風に吹かれて ただ一つのものを持って 旅する姿が うれしくてならなかったよ 人間だってどうしても必要なものは ただひとつ 私も余分なものを捨てれば 空が飛べるような気がしたよ」

Posted by ブクログ

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