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火の山の物語 わが回想の軽井沢
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火の山の物語 わが回想の軽井沢

中村真一郎【著】

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火の山の物語 わが回想の軽井沢

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 1988/11/25
JAN 9784480822512

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2018/06/26

1988年に信濃毎日新聞へ連載したエッセーをまとめたもの。100回で構成され「第一話 戦前の軽井沢」に始まり、「戦中、戦後」、「現在」と時代を追って筆者が住んだ「軽井沢」という街の変遷と、「軽井沢にゆかりのある人物」を紹介。 70歳になって、軽井沢及びその作家の思い出について総ま...

1988年に信濃毎日新聞へ連載したエッセーをまとめたもの。100回で構成され「第一話 戦前の軽井沢」に始まり、「戦中、戦後」、「現在」と時代を追って筆者が住んだ「軽井沢」という街の変遷と、「軽井沢にゆかりのある人物」を紹介。 70歳になって、軽井沢及びその作家の思い出について総まとめ的に書いた「あくまで自分の目から見た主観的な回想」と謳っている通り、書かれた各人物評も筆者との付き合いの深さによってエピソードの多寡はありますが、実際にその人が見聞きしたことが書かれているというのは大変興味深い面白いお話ばかり。 それと、元が新聞連載だけあって、1つが3ページとコンパクトに纏められています。なので、深く掘り込むのではなく、ひたすらいろんなお話のコラムを読んでる感じです。 時代を追う形で書かれているので、外国人の避暑地としての居留地だった軽井沢が、日本の貴族、高級官僚や財閥などが別荘を建て、そこで外国人と閉鎖的な交流を楽しむ地となり、戦中は疎開地として……とその土地の役割が変わっていく様が読み取れるのは面白い。 また、筆者である中村真一郎もそれにあわせて、自分の進路に悩む学生から、若き気鋭の文学青年、そして売れっ子作家と立場が変化していきます。そして最後に「軽井沢高原文庫」(1985年開館)の話でしめるのです。 取り上げられた作家は、100回もあるので沢山いるのですが、その中で複数回を使ってページを割いて書かれているのは、やはり師匠の堀辰雄。それ以外にも、室生犀星、芥川龍之介、福永武彦など。 その他、紹介しておくと、正宗白鳥、有島武郎、里見とん、萩原朔太郎、川端康成(横光利一は項目はありませんが、あちこちの話のついでにチラリとエピソードが)、立原道造、折口信夫、岸田国士、芥川比呂志、石川淳、中野重治、森雅之、水上勉、遠藤周作、北杜夫……。豪華です。 戦争中、志賀直哉が軽井沢に滞在してたのは、監視の厳しい情勢下で、近衛公爵が同志との連絡のために、政治関係の人を使うことが難しかったので、学習院の同窓で政治とは無関係の志賀さんへ依頼をしてたらしい、という(真偽は不明ですが!)そんな堀辰雄の談を紹介していたりと、文化人だけでなくその「軽井沢」という土地の特殊性も学べる本でした。

Posted by ブクログ

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