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狂雲われを過ぐ
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商品詳細
内容紹介 | 内容:狂雲われを過ぐ.三条河原町の遭遇.秋霜の隼人 |
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販売会社/発売会社 | 新人物往来社 |
発売年月日 | 1988/11/01 |
JAN | 9784404015563 |
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狂雲われを過ぐ
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R4.5.17~7.9 (きっかけ) 奇兵隊の赤根武人ってなにした人だっけ? というのが気になって、昔読んだ本を引っ張り出して再読。 (感想) 赤根武人、やはり評価するに難しいなと思いました。 残された記録だけを読むと有能であったという記述と、臆病者で裏切り者であったという記述...
R4.5.17~7.9 (きっかけ) 奇兵隊の赤根武人ってなにした人だっけ? というのが気になって、昔読んだ本を引っ張り出して再読。 (感想) 赤根武人、やはり評価するに難しいなと思いました。 残された記録だけを読むと有能であったという記述と、臆病者で裏切り者であったという記述がある。 通常歴史小説は過去の記録をもとに創作をするが、何しろその量が少ないと著者の想像が入る余地が大きくなり事実が混沌としていくる。 そのなかで事実を描こうとする実験的短編でした。 面白いかというと、微妙…。 むしろ、2話目の「三条河原町の遭遇」と3話目「秋霜の隼人」が面白かったです。 最後の佐藤允彦氏の論評で、「三条河原町の遭遇」は、本来人生で接点をもつはずもなく生まれた二人が歴史の流れのなかで急速に近づき三条河原で命を賭けて戦う物語、「秋霜の隼人」はその反対に人生で共に手を取り合い高め合って生きてきた二人が、歴史の流れの中で急速に離散し命を賭けた戦争をする物語…のような言い方をしていたのが印象深かった。
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赤禰武人が扱われていると聞き、読んでみた小説。 赤禰をはじめとする当時の人々の霊魂を現代の裁判に呼び出し 今一度是非を問うという設定は面白い。 が、全体的に淡々とした印象。 芝居の脚本として見れば面白いが、小説とするには正直いまいち。 内容も、肝心の赤禰が黙する設定になってお...
赤禰武人が扱われていると聞き、読んでみた小説。 赤禰をはじめとする当時の人々の霊魂を現代の裁判に呼び出し 今一度是非を問うという設定は面白い。 が、全体的に淡々とした印象。 芝居の脚本として見れば面白いが、小説とするには正直いまいち。 内容も、肝心の赤禰が黙する設定になっており 現代の弁護人と証人として出廷した人間たちの言葉が主な上 高杉と赤禰の和解が自分には安易に感じられた。 筆者の他作品はまだ読んだことがないが 他作品の一覧とこの本の内容から 高杉晋作が好きなのではないか、という印象を受けた。 短編集なのだが、表題作以外にも いくつか疑問点を感じる部分があった。
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