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ぼくは松葉杖のおじさんと会った 現代の翻訳文学41
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ぼくは松葉杖のおじさんと会った 現代の翻訳文学41

ペーターヘルトリング【作】, 上田真而子【訳】

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ぼくは松葉杖のおじさんと会った 現代の翻訳文学41

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 偕成社
発売年月日 1988/11/01
JAN 9784037264109

ぼくは松葉杖のおじさんと会った

¥220

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2024/09/16

歴史的背景がよくわかっていないので、ピンと来ないところが多々あったが、それでも、読後、いや、終盤から、もう胸が押しつぶされそうになった。戦後、自分一人生きていくのもやっとの厳しい生活の中で、松葉杖のおじさんとトーマスのお互いを大切な想う気持ちがひしひしと伝わってきた。そして、いつ...

歴史的背景がよくわかっていないので、ピンと来ないところが多々あったが、それでも、読後、いや、終盤から、もう胸が押しつぶされそうになった。戦後、自分一人生きていくのもやっとの厳しい生活の中で、松葉杖のおじさんとトーマスのお互いを大切な想う気持ちがひしひしと伝わってきた。そして、いつかお別れが来るのでは…という恐怖も。 障害者や一人になった少年、政治的に弱者にされてしまった人など、弱い立場にいる者たちの心の中にある人間の純粋さや優しさが、宝石のように感じられてくる。自分が社会的に弱い立場であっても、ヘルトリングが描いている人間が持つ強さや優しさ、清らかさを忘れずに生きていかねばと思わせてくれる。 松葉杖からトーマスへの心に響いた台詞 ◯「何よりも大事なことは、相手を自分よりばかだなんて思わないことだ。そうすれば、だれとでも付き合える。」 ◯「悲しむのはいいさ。しかし、歳より老け込むのはやめにしろ。明日の夜も、いつもの夜の一つだ。たまたまわびしいかもしれないし、たまたま嬉しいかもしれない。ま、しかし、おまえはおまえだ。どうしても泣きたいなら俺のぶんも泣いてくれ。それでもな、トム、あしたをちょっぴり楽しみにしていいんだよ。」

Posted by ブクログ

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