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夢のかけ橋 晶子と武郎有情
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夢のかけ橋 晶子と武郎有情

永畑道子【著】

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夢のかけ橋 晶子と武郎有情

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新評論
発売年月日 1988/07/05
JAN 9784794800107

夢のかけ橋

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2018/08/12

「或る女」以降、有島武郎の創作意欲は下降するばかりだった それはひょっとすると彼の固い性格に問題があったのかもしれない 妻を喪った有島武郎の周囲に女の影は絶えなかったが その誰とも一定の距離は保たれていた 3人の子供たちの行く末を思い、再婚相手を探しはしていたものの 「宣言一つ」...

「或る女」以降、有島武郎の創作意欲は下降するばかりだった それはひょっとすると彼の固い性格に問題があったのかもしれない 妻を喪った有島武郎の周囲に女の影は絶えなかったが その誰とも一定の距離は保たれていた 3人の子供たちの行く末を思い、再婚相手を探しはしていたものの 「宣言一つ」で財産放棄したことも響いたのか 適切な相手はなかなか見つからなかった 彼を取り巻く女たちの中には、「みだれ髪」の与謝野晶子もいた 晶子と武郎は互いの創作を認め合う仲だったが プラトニックな関係を題材にしても、晶子が次々と歌を詠むのに対し 武郎の筆は思うように動かなかった 生まれいずる悩みふくらんだそんな折 彼の前に姿を現したのが波多野秋子だった 魔性の魅力に危うさを感じ 一度は彼女を遠ざけようとした有島武郎 しかしいかなるひがごとであろうか 気がつくと、死ぬしかないとこまで追いつめられていた 惜しみなく愛は奪う そのことに武郎はどこか納得した様子でもあったが 「華の乱」というタイトルで映画化されている 吉永小百合が表紙を飾っているのは、そのときに出た新装版だから

Posted by ブクログ

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