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亡命者はモスクワをめざす チャーリー・マフィンシリーズ 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 1988/09/25 |
| JAN | 9784102165157 |
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亡命者はモスクワをめざす
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
チャーリー元英国情報部員シリーズの第六作。 前回もだいぶ落ちぶれていたチャーリーだが、 今回は刑務所暮らしからのスタート。 囚人仲間からの刑務官からも小突き回され、 英国情報部部長との取引があるとはいえ、 読んでいる方も息苦しい。 そうしているうちに同房に入れられた元スパイの脱走話に巻き込まれ、 モスクワに連れていかれる。 情報部長からの命令は、 モスクワから亡命しようとしている人物と接触するものだったが、 相手は1か月に一度の約束の場所に現れない。 その間にモスクワのスパイ学校の教官となり、 チャーリーの査問官であり生徒となったナターリヤと愛をはぐくむチャーリー。 だが最終的には、 ロシアに留まるナターリヤのために、 同房だった元スパイを陥れてイギリスに戻る。 そして、情報部長から聞かされた今回の作戦の全貌は、 チャーリーの予想を超えるものだった…。 今まで英国情報部の裏をかいてきたチャーリーが、 今回は英国情報部にはめられたのが意外だった。 新しい情報部長の慧眼と腕によるものと言えるが。 意外と言えば、チャーリーがモスクワで恋に落ちるのも意外だったし、 長年プロとして認めあっていた元スパイを罠にはめたのも意外だった。 もちろん、最後のどんでん返しもだが、 スパイ学校の教官をしていたチャーリーが、とても楽しそうだったのも意外だった。
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英国情報部のロシア課に勤めていた経歴を買われ、ソ連側に寝返って英国へ情報を流している人物を探るよう要請されたサンプソン、片や英国情報部部長よりサンプソンと共に脱獄し、ソ連に潜入して、英国に情報を流しているソ連高官と接触し、亡命の案内役を務めるよう要請されたチャーリー。 この相反する任務を反目し合う2人のうち、どちらが先に目標に行き着くかという面白さ。それに加え、2人の共通の人物としてベレンコフが絡んでくるあたり、演出効果は抜群である。 特にベレンコフとチャーリーの再会シーンはシリーズ第1作目から読み続けた者にとってみれば、チャーリーらが作中で味わうワイン同様に芳醇な読書の愉悦に浸れる名シーンである。それぞれ敵国随一のスパイながら、お互いを認め合う存在が酌み交わす美酒にそのまま酔いしれる思いがした。 そしてチャーリーに絡むのはチャーリーの尋問役として配されたKGBの局員ナターリヤ・フェドーワである。 この2人の関係は正に恋愛小説の常道で、イギリス古典悲恋劇であるシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を真に踏襲する敵同士の恋愛劇なのだ。 ロシアに潜入したチャーリーをロシアに食い止める楔がナターリヤであり、英国情報部の復帰のために自国へ帰るか、はたまたソ連で得たスパイ学校の講師という役を生活の糧にしてソ連へ留まり、ナターリヤと暮らすか苦悶するチャーリー。 しかし、常に逃げ、かつまた各国情報部のお歴々を出し抜き、破滅に追い込んで来たチャーリーが選んだのは、英国情報部への復帰。しかも、ものすごい手札を切っての帰還だった。 この皮肉な結末が無ければ、この作品は3ツ星に留まっていたのだが、最後の1ページで明かされるチャーリーの策は予想を上回る物で、しかもチャーリーという男の恐ろしさを知らされ、なおかつ、読者が抱くある登場人物らの印象が180°変わってしまうその幕切れは実に物語巧者であるフリーマントルらしい。 今回の作品の目玉はもう1つある。 前にも触れたが、チャーリーがベレンコフの要請により、ソ連のスパイ学校の講師に抜擢され、講義を行うシーンである。 冒頭、刑務所のシーンから始まる本作でのチャーリーはかつて敏腕のスパイであった面影はどこへやら、刑務所連中に溶け込めずにいじける男に過ぎなく、後で入ってきたサンプソンの若さから年取って衰えた自分の肉体に自覚をやむなくされる不甲斐ない男として描かれてき、またソ連に逃亡してからも、英国のスパイ探索に重用されるサンプソンとは対照的に尋問を繰り返される毎日で、異臭のするアパートで陰鬱な毎日を過ごすだけの男だったのが、この講義では実に色めき立つのだ。 いやあ、チャーリー・マフィンという男の敏腕ぶりをフリーマントルはページ狭しとばかりに多種多様に描く。 今となってみれば意外性を持たせるある種の常套手段を単に述べただけとも取れるかもしれないが、非常に楽しく読めた。またこのスパイ学校の講義がその後のストーリー展開に重要なファクターとして関わってくるのには、正直、舌を巻いた。 そして上司や権威主義者に対し、常に反抗的な態度を取るチャーリーはその故か、敵国の人物に好かれることになり、またチャーリー自身も自国の人間よりも他国の人物を好きになってしまう傾向がある。それはスパイという職業では通常得られない利害関係を超えた友情や愛情という純粋な部分で触れることになるだろう。 しかし、それが今回では仇になってしまう。これが今後のシリーズ展開にどのような影を落とすのか、非常に気になるところである。 この前の作品『追いつめられた男』でチャーリーはどうやらイタリアで捕まってしまうらしく、この物語はその事件の裁判から幕を開ける。 しかし残念な事にその作品は既に絶版で、こっちにも無く、もはや読めることは適わない。しかしそれでもこの物語が単独で愉しめるという事実に、今後のチャーリー・マフィンシリーズを断続的であっても愉しめる望みが出来たのは嬉しい。 ただ、次回はいきなり10年以上もシリーズを飛び越してしまうので、果たして本当に愉しめるかどうか・・・。
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フ−13−15 『1988/9 シリーズ第6弾』 亡命者はモスクワをめざす (新潮文庫) B. フリーマントル "腕は抜群だが星まわりの悪いチャーリーは、ついに、国家への反逆者として懲役14年の刑を宣告されるはめとなった。囚人仲間にいびられながら鬱々として刑務所暮ら...
フ−13−15 『1988/9 シリーズ第6弾』 亡命者はモスクワをめざす (新潮文庫) B. フリーマントル "腕は抜群だが星まわりの悪いチャーリーは、ついに、国家への反逆者として懲役14年の刑を宣告されるはめとなった。囚人仲間にいびられながら鬱々として刑務所暮らしに耐えるチャーリー。そこへ英国情報部の工作員サンプソンが投獄されてきた。彼はある日、チャーリーに驚くべき計画をうち明けた…。またもやチャーリーの孤独な闘いが始まる。果たして生きのびることは出来るか? 『1988/9 シリーズ第6弾』"
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