アルプス秘湯推理旅行 タロット日美子 ジョイ・ノベルス

斎藤栄【著】

• 販売会社／発売会社: 実業之日本社
• 発売年月日: 1987/04/25
• JAN: 9784408500744

商品レビュー

2014/09/08

イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387171093.html)

2013/09/28

「タロット日美子」シリーズというものがあることを知り、ミステリーはあまり読まない私ですが、１冊図書館で借りてきました。

作品内で出てくるタロットシーンを拾ってみました。

１）大アルカナ22枚で１枚引き
自作の動物を描いたデッキ（カワウソはⅩⅢの死に神らしい）

２）大アルカナ22枚で過去と未来を見る（途中で中断）
・タロットは通常、夜に行うもの
・電話などで中断された場合は流す

３）室内をハーブの香りで満たし、シャワーを浴び、占術衣を着て占う
私はこんなことはやったことはありませんが、そのくらいの神聖な気持ちで、ということでしょうね。。。
・出たのは「Ⅺジャスティス」のカード

４）同じ状況で
・「星」のリバース（逆位置）→不吉な予感がし、このあと小さな事件が起こる

５）死体のそばに落ちていたカード：吊るし人←復讐殺人をした犯人が置いたもの

６）動物タロット：再びニホンカワウソ

７）タロットコーナーでクライアントの相談に乗った際に出たタロット
①吊るし人
②マジシャンのリバース
③教皇
④犯罪に悪用されたタロット：星

タロットシーンに出てきたのは全部、大アルカナの22枚のみでした。
書かれたのが昭和62年ということで時代背景も違うし、占いのイメージも変わってきているとは思いますが、おもしろかったのが「月とスッポン」のイメージをタロットで表している場面
・月は太陽
・スッポンは魔術師
そうかなあ。。。？と思ってしまいました。
魔術師のことを「未熟者」ととらえているのですね。