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きず 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 1987/10/24 |
JAN | 9784488251017 |
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きず
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きず
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ある街のカフェで酒を飲んでいた1人の男が、特高警察に逮捕される。反政府運動組織の人間が、そこで接触するとの密告があったからだ。怪しいやり取りで密会を果たした様子の2人。1人は逃亡中に死亡。あとの1人「〈カフェ・スポーツ〉の男」を捕らえるが、本人は関与を否定、特高も真偽の確証を得ら...
ある街のカフェで酒を飲んでいた1人の男が、特高警察に逮捕される。反政府運動組織の人間が、そこで接触するとの密告があったからだ。怪しいやり取りで密会を果たした様子の2人。1人は逃亡中に死亡。あとの1人「〈カフェ・スポーツ〉の男」を捕らえるが、本人は関与を否定、特高も真偽の確証を得られない。特高は、男の自白を導き出そうと、ある計画を実行する。 主要な登場人物は、僅か4人。反政府組織の一員として疑われる「〈カフェ・スポーツ〉の男」、彼を特高警察本部へと移送する任務に就く「尋問官」と「マネージャー」、その2人の上司である「主任」。 物語は、特高警察による奇妙な計画の実行を、〈カフェ・スポーツ〉の男と「尋問官」それぞれの視点によって、効果的なカットバックを用い描写する。時間の経過と共に増していく疑念と不安、息づまるような腹の探り合いの果てには、悲劇的な結末が待ち受けている。 全体主義国家体制への批判も込められているが、ミステリ仕立ての緻密なプロットが印象に残る。残酷ながらも、美しいラストシーンの表現が素晴らしい。
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作家のことも知らなければどんな内容かも知らないけど、星新一さんの「きまぐれ暦」というエッセイ集の中で紹介されてた。 《「一市民と秘密警察員との出会い、現代ギリシャの驚異のサスペンス」といううたい文句の本で、とっつきにくいが読みはじめると悪夢のような迫力があった。》 そうです。 ...
作家のことも知らなければどんな内容かも知らないけど、星新一さんの「きまぐれ暦」というエッセイ集の中で紹介されてた。 《「一市民と秘密警察員との出会い、現代ギリシャの驚異のサスペンス」といううたい文句の本で、とっつきにくいが読みはじめると悪夢のような迫力があった。》 そうです。 まあ、たぶん、この本に出会うこともないかもしれませんが、ちょっと頭の片隅に置いておこう。
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作品そのものは非常に読みやすく あまり古めかしさは感じることはありませんでした。 しかしながらいまいち物語の真意がわからず 読みづらいことこの上なし。 大体はわかるのですが、 関係ない項目の描写が結構多くて 物語を追うのに苦労します。 最後は印象深いのですがね…
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