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狂王ルートヴィヒ 夢の王国の黄昏 中公文庫
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狂王ルートヴィヒ 夢の王国の黄昏 中公文庫

ジャン・デカール【著】, 三保元【訳】

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狂王ルートヴィヒ 夢の王国の黄昏 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社
発売年月日 1987/02/10
JAN 9784122013964

狂王ルートヴィヒ

¥110

商品レビュー

4

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2021/11/03

ドイツ近世の歴史も交え、ワーグナーの人となりなども詳細にかかれている。 バイエルンの国のためにこんなに若い頃から尽くして、国民に愛されたのだから、王らしい本当の王だったと思う。卑俗な政治の前に、世を去ってしまった。 今の世ではエリザベス女王が、こういう王侯だと感じる。王は国と国民...

ドイツ近世の歴史も交え、ワーグナーの人となりなども詳細にかかれている。 バイエルンの国のためにこんなに若い頃から尽くして、国民に愛されたのだから、王らしい本当の王だったと思う。卑俗な政治の前に、世を去ってしまった。 今の世ではエリザベス女王が、こういう王侯だと感じる。王は国と国民に尽くすのが当たり前のすべてが公な存在であるわけだ。日本の皇室の昨今の内親王の結婚話など、自覚のなさの現れと思えてしまう。 日本の歌舞伎界、梨園に生まれるとそのものはほとんど梨園のものとして歌舞伎に生きる。 置かれたところで、本人が真摯に生きるのが大事。それは子供にはわからない。 ルードヴィッヒは若くして大人に慣れていたのに美と芸術への愛が強すぎてしいられてしまう。 その遺産がいま世界遺産で世の中に愛されているのが皮肉な感じもするという最後の文に同感する。 天才は、死後に評価がやってくるものらしい。 ノーブルな王侯を知りたいとき読むのをおすすめする。

Posted by ブクログ

2021/07/02

幾多の伝説に彩られた狂王ルートヴィヒの評伝。 昔からよく古本屋で見かけたけどなんか表紙が怖くて読みそびれていた。 読んで思ったのは、結構この人まともな人だったんじゃないの?という印象。 ただ生まれ落ちた家庭、時代、生来の気質がたまたま組み合わさって、こうなってしまったという。...

幾多の伝説に彩られた狂王ルートヴィヒの評伝。 昔からよく古本屋で見かけたけどなんか表紙が怖くて読みそびれていた。 読んで思ったのは、結構この人まともな人だったんじゃないの?という印象。 ただ生まれ落ちた家庭、時代、生来の気質がたまたま組み合わさって、こうなってしまったという。 読んでいるだけでかつて観たヴィスコンティの映画の壮麗なシーンが甦る。 ワグナーとコジマ、バイエルン王家、シシーの暗殺… バイロイト劇場もぜひ行ってみたい。 狂ってたとしても結果、不滅の芸術と無限の観光資源、文化遺産を残したのだから、いいじゃない?

Posted by ブクログ

2006/01/01

 かなわぬ壮大な夢を見続ける人。そしていつしか夢の影に隠れてしまった人。そして夢の余韻を今に残した人。

Posted by ブクログ

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