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現代紛争の構造 非極モデルの構築のために
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1987/06/26 |
JAN | 9784000005944 |
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現代紛争の構造
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去年の6月頃に仙台の古書店で購入した進藤栄一の80年代の著作。正直、買う必要は全くなかったと思う。 第1に、大前提として下らない右派左派イデオロギー論争の中にあり、リアリズム批判をしているというくだらない内容。 第2に、極と非極は帝国論の中心と周辺、もしくはウォーラーステイ...
去年の6月頃に仙台の古書店で購入した進藤栄一の80年代の著作。正直、買う必要は全くなかったと思う。 第1に、大前提として下らない右派左派イデオロギー論争の中にあり、リアリズム批判をしているというくだらない内容。 第2に、極と非極は帝国論の中心と周辺、もしくはウォーラーステインの世界システム論のパクリだろうが、いずれにしても「非極モデルの構築」を目的にしている割には、非極からの視点は皆無。所詮は抑圧された、苦しめられたというような上から、もしくは先進国の左派運動家の見もしない机上の議論の域を出ない。中東やアフリカを語るならその地域について少なからず調べるべき。 第3に、リアリズム批判はいいとしても、そもそもリアリズムの定義なしに、論壇の保守や右派を一緒くたにしているのには呆れる。あるいは、彼が「リアリズム論者」とする連中を相手に勝手に想定問答を展開するので読む方は呆れて嫌になる。最後の100ページは速読で中身を頭で理解することも半ば放棄した。 こうしたくだらない論争に、まだ日本の学術界が引っ張られているとすれば、往年の平和主義者こそが保守的で頑固という指摘も理解できる。無論、往年の保守主義者の議論の飛躍とアホな戦略論もリアリズムとはほぼ遠いのも確かだが。いずれにしても、こういう方々には早く退場して頂きたい。
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