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築山殿無残 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1986/11/15 |
JAN | 9784061838635 |
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築山殿無残
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築山殿無残
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徳川家で天正七年(一五七九年)に築山殿事件が起きる。徳川家康が武田勝頼への内通を理由として正妻・築山殿と嫡男・信康を殺害した。織田信長が家康に殺害を命じたとする見解と、徳川家内部の浜松衆と岡崎衆の内部抗争とする見解がある。
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タイトルで察せられる通り、家康の正室築山殿暗殺と信康自刃に至る経緯を徳姫の嫁入りから描いたものです。説は様々ありますが、これは英邁信康説を採っています。従来の築山殿や五徳像とは若干毛色を異にしたものであることも特筆するに価するかなと。小さな擦れ違いが小さな亀裂となり、それが取り返...
タイトルで察せられる通り、家康の正室築山殿暗殺と信康自刃に至る経緯を徳姫の嫁入りから描いたものです。説は様々ありますが、これは英邁信康説を採っています。従来の築山殿や五徳像とは若干毛色を異にしたものであることも特筆するに価するかなと。小さな擦れ違いが小さな亀裂となり、それが取り返しのつかない広がりを見せる、その過程が繊細に描かれていました。こんな風に様々な人の想いや思惑が混ざり合い重なり合った結果辿り着いてしまった悲劇だったのかもしれないなぁとしみじみ思いました。我が静岡県での出来事でもありますので、また訪ねた事のある浜松城や二俣城などが舞台となっていることもあり感慨も一入です。
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