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本をつくる者の心 造本40年
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本をつくる者の心 造本40年

藤森善貢【著】

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本をつくる者の心 造本40年

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本エディタースクール出版部
発売年月日 1986/10/25
JAN 9784888881111

本をつくる者の心

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2021/12/05

岩波書店の初期から長く勤め、『広辞苑』の出版にも携わった藤森善貢さんの遺稿集。昭和61年の刊行。本をつくる者として大先輩の書であり、「本をつくる皆さんが、本を買ってくれる読者のことを、十分考えてつくっていますか」という問いかけは、今なお重い。 戦前の思想統制の緊迫感、戦後の出版...

岩波書店の初期から長く勤め、『広辞苑』の出版にも携わった藤森善貢さんの遺稿集。昭和61年の刊行。本をつくる者として大先輩の書であり、「本をつくる皆さんが、本を買ってくれる読者のことを、十分考えてつくっていますか」という問いかけは、今なお重い。 戦前の思想統制の緊迫感、戦後の出版界の活況と造本の試行錯誤、そして岩波書店関係者を中心に本をつくることに関わってきた方々の来し方…非常に興味深い。本の構造の研究に生涯をかけ、よりよい本を読者に届けることに腐心した藤森さんの熱い思いがページをめくるたびに伝わってくる。 出版不況となり、町の書店は激減した。函入、布装、箔押しなどはほとんど見なくなった。上製本は減り、新書が増えた。造本を必要としない電子版という新しい形態も出てきている。実のところ製本業者も年々減少している。このような現状を藤森さんが生きておられたらどう思うだろう。 良い本かどうかは、内容と造本の二つの面がある。造本は、本の内容、用途、版元の刊行意図で決まるという藤森さん。本書はその藤森さんが生前に信頼していた精興社・牧製本によって編まれたという。本書自体が藤森さんの言う「良い本」なのかも知れない。

Posted by ブクログ

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