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不思議な建築 甦ったガウディ 講談社現代新書820
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不思議な建築 甦ったガウディ 講談社現代新書820

下村純一【著】

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不思議な建築 甦ったガウディ 講談社現代新書820

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1986/07/20
JAN 9784061488205

不思議な建築

¥220

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2011/07/20

【79/150】ちょっと今まで読んだことがないようなジャンルの本だ。といいつつも、建築にはなんだか昔から興味があって、嫌いなジャンルではなかったことを改めて感じた。 以前、バルセロナには行ったことがあって、サクラダ・ファミリア他ガウディさんの建築物は見ているのだが、もっとじっく...

【79/150】ちょっと今まで読んだことがないようなジャンルの本だ。といいつつも、建築にはなんだか昔から興味があって、嫌いなジャンルではなかったことを改めて感じた。 以前、バルセロナには行ったことがあって、サクラダ・ファミリア他ガウディさんの建築物は見ているのだが、もっとじっくり見れば良かったとちょっと後悔。

Posted by ブクログ

2011/05/30

正直、ボリュームと内容的にかなりのハイレベルな一著だと思われます。とはいえ、あくまで初心者向けだと思われますが。アントニオガウディという副題が打たれているけれど、ガウディを前面に押し出しきっているというよりは、ガウディ好きな著者がガウディに触れながらも、著者が考える建築様式につい...

正直、ボリュームと内容的にかなりのハイレベルな一著だと思われます。とはいえ、あくまで初心者向けだと思われますが。アントニオガウディという副題が打たれているけれど、ガウディを前面に押し出しきっているというよりは、ガウディ好きな著者がガウディに触れながらも、著者が考える建築様式について迫っていくといった印象が読後としては強い。また著者が写真家であるためか、本著内で語られる建築物についてはほぼ写真で網羅されているというところも有り難い。読中は、あまりそこまで意識が働かなかったけれど、建築を写真を通して伝えるという試みがなされていたと考えられると、そのあたりのツーステップが面白くもある。もちろん、建物自体の感性のようなものに触れるためには、現物を見なければ話にはならないというか、息遣いが感じられないけれど、写真家が写真に収めたその建物の顔、というものはそれはそれで魅力を持っている。もちろん、わかりやすさを全面に推し出した撮り方をしているとは思うのだけれど。 ちなみに、本著の内容を大まかに綴ると、建築様式には、特に近代的な建築様式には二つの分類ができる。一つは、無機質な近代建築である。東京などに見られるビルがいい例で、箱型であり、壁の意味が薄れ壁面は硝子に覆われている。もう一つは、表現主義であり、その中にはアールヌーヴォーなどが含まれる。そこには無機質というよりは有機的な試みが見られる。建物を生き物と考えるような、生き物自体が一つの建築物だと考えるような、そういう視点である。とはいえ、著者はアールヌーヴォーでは物足りないのだとして批判を加えている。アールヌーヴォーも画一化は避けているものの、形式美に囚われてしまっていると著者は言う、見てくれはいいのだけれども、そこには「生」が気迫にしか感じられない。ガウディによる建築物はそのあたりがグロテスクで生々しく、形式美としてはアールヌーヴォー作品に遅れを取ることもあるかもしれないが、しかし、空間を打ち破っていくその禍々しさは圧倒的であるとしてガウディを評価し、ガウディ作品がアールヌーヴォー作品として語られることに対して疑義を呈している。無論、アールヌーヴォーにはアールヌーヴォーのよさがあるのだろうし、形式美や空間にきれいに押しこめるというのはそれはそれで評価されるに足る姿勢なのである。しかし、著者が建築物に求めるものは、いわゆる、「有機的性質」であり、「一つの生命」なのである。その観点に立てば、ガウディほどの建築家はいないということになるし、著者の主張にもすんなりとうなずける、つまりは一つの価値観なのである。 主に、様式、天井、壁、屋根(柱、煙突含む)、素材といった順序で著者は建築を語っていくのだけれど、気付けば、床や基礎構造を除けばこれだけでほぼ全ての部分が網羅されてしまっているのにも関わらず、そうとは思わせないくらいにすらすらと建築の世界に読者を引きこませてくれる力がある。建築の基本知識を既に持ちえている人からすると物足りないところもあるかもしれないが初心者には極めて有り難い入門書となりうるだろう。最後に、本著を読み進めた後に、街へと繰り出してみると、街が不思議な顔を持っていることに気付かされて目から鱗が落ちそうになった。普段はヘッドホンをつけて音楽をききながら歩いているのだけれど、音楽は往々にして感傷を引き起こしてくれるけれども、感傷は自らの内の世界であり、そこには生命の息吹はない、無論、過去のクラシック音楽家には生命の息吹を表現しえる才能もあっただろうが、しかしそれすらも感傷による生命の息吹であり、経験しえぬ経験を通して感じている生命に過ぎないのではなかろうか?ヘッドホンを外して街中を歩くだけで、自分が自然の一部に組みこまれて、そこから感じる息遣いや息吹を感じ、街の外観を見つめながら、建築様式や植生、構造物の形状などに触れることにこそ日常の愉しみが隠れているのかもしれない。

Posted by ブクログ

2010/05/16

ガウディの建築はなぜ他のものと圧倒的に違うのか、なにを考えイメージして建築したのかといった疑問を解決するためのヒントがたくさん書かれてる 建築以外にも応用がきく考え方はとても参考になる

Posted by ブクログ

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