空からおちてきたドラゴン 世界こどもの文学

ジャニスエリオット【作】, 熊谷鉱司【訳】, 二本柳泉【絵】

• 販売会社／発売会社: 金の星社
• 発売年月日: 1986/05/01
• JAN: 9784323009438

商品レビュー

2023/09/13

あらすじ

ワニみたいで、ワニじゃない。
空を飛べるし、魔法がつかえるし、
ちょっとばかし、すごいんだ。
ほんのすこしドジだけど、やさしくて、
キュウリのサンドイッチが大好きな、
ぼくの友だち、おしえてあげる！

お話の完成度、ワクワク度は大人には少し物足りないが、
こどもたちは楽しく聞いていた。

・両親が仕事で忙しくて寂しい（でも、働く親の姿にあこがれもする）気持ち
・あずけられるのが嫌な気持ち（真っ黒い家に、コンクリートで塗り固められた庭が、子どもの嫌な気持ちを表していて面白い）
・友達のドラゴンと一緒に遊べる嬉しい気持ち
・嫌なやつをちょっとだけこらしめてやりたい気持ち

いろんなシーンで子ども達は共感したり、胸がスカっとしたりする。
ラストはパァっと花が咲いたようにハッピーな終わり方で（本当に花も咲くんだけど）、気持ちがいい。

ドラゴンが庭に花を咲かせるシーンが好き。
珍しい花を咲かそうとして、青いひまわりやピンクのユリを咲かせてしまうシーンが印象的。

2012/01/16

冷たいおばさんの家に預けられて寂しい夜を過ごすクリストファ。突然煙突からドラゴンが落ちてきました。
このドラゴンは変わっていて、火は吹けないし猫が苦手、キュウリのサンドイッチが好物。でも気の優しいドラゴンとクリストファはすっかり仲良しになりました。
低学年向け。読みやすくてあたたかいお話でした。