ビコーズ

佐藤正午【著】

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 1986/04/30
• JAN: 9784334921255

商品レビュー

2024/09/01

題材
・新人小説家の日々

テーマ
・愛し続けることの難しさ

最も伝えたかったこと
＝テーマ

キャッチコピーは何か
『10年前起こした心中事件は 何だったのか? ビコーズ BECAUSE』

『なぜなら僕は君を』

『海岸道路を走る車の中で映子は19歳のぼくにささやいた。 その情熱をこの先ずっと、20歳をすぎても 30歳をすぎても求めつづける勇気がぼくにあるだろうか』

『どうするの? あたしたち、一緒にどこへ行くの?」 「これから死ぬよ」そして10年後――。
』

その他（心に残ったことなど）
・人は、なぜなら、と理由を付けながら回避し、生きていく
・『もしわたしたちが、いつかおとなになることだけのためにうまれてきたのなら』の部分で読書を進める目が止まった。もしもそうだとしたら、どうなのか。最悪なのか。別にどうでもいいことなのか。そんな奴は一部だけなのか。俺は、私は、人生の目的があるから関係ない、幸せよなのか。いずれにしても、読者に一考させる文章。

2012/05/24

会話から情景や気持ちを想像させるのが抜群にうまいです。

物語全体をつくる空気感が好きです。

自分のペースで少しづつ成長していく主人公にかなり感情移入してしまいました。