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血の伯爵夫人 モダン・ゴシックの真髄 ソノラマ文庫
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血の伯爵夫人 モダン・ゴシックの真髄 ソノラマ文庫

レイラッセル【著】, 猪俣美江子【訳】

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血の伯爵夫人 モダン・ゴシックの真髄 ソノラマ文庫

定価 ¥594

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商品詳細

内容紹介 内容:彗星の美酒.ビザンチン宮殿の夜.仮面の暗殺者.悦楽の分け前.血の伯爵夫人
販売会社/発売会社 朝日ソノラマ
発売年月日 1986/04/30
JAN 9784257620266

血の伯爵夫人

¥385

商品レビュー

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2017/03/12

昔、買って一度通読して手放した本を 絶版につき古書店にて再購入。 中古価格が異様に高騰していたが、 少し落ち着いてきたところを狙って。 刊行が1980年代なので、 そのくらいの時代設定かと思って読んでしまうが、 原著の発表は1960年で、 収録作は1950年代に執筆されたという。...

昔、買って一度通読して手放した本を 絶版につき古書店にて再購入。 中古価格が異様に高騰していたが、 少し落ち着いてきたところを狙って。 刊行が1980年代なので、 そのくらいの時代設定かと思って読んでしまうが、 原著の発表は1960年で、 収録作は1950年代に執筆されたという。 五編中、三編はホラーというより 悪趣味な落とし話の類いで、 大仰なタイトルと内容のギャップに苦笑い。 巻頭「彗星の美酒」と 巻末の表題作「血の伯爵夫人」は面白い。 「彗星の美酒」  語り手はオークションで手に入れた19世紀後半の書簡にしたためられた  奇妙な出来事、そこに登場する人物に興味を持って  調べたが真相は不明……とて、内容を開陳。  綴られていたのは、音楽家たちのサロンの様子、  彗星のように一瞬の煌めきを残して消えた天才の話だった。 「ビザンチン宮殿の夜」  陰では嫌われている大物映画プロデューサーが  意趣返しを目論んだが……。 「仮面の暗殺者」  南米の小国の大統領の死。  アメリカ人ライター、ジャック・ストローは  大統領の友人で自らのペンフレンドでもある男を頼って  現地へ向かったが……。 「悦楽の分け前」  催眠術を悪用する話。 「血の伯爵夫人」  悪名高いバートリ・エルジェーベトの伝説を脚色した作品。  無垢な乙女だった彼女が  夫とその愛人に教育されて異常な世界に足を踏み入れ、  残虐行為に加担したというストーリーになっている。

Posted by ブクログ

2011/10/09

「血の伯爵夫人」は元の知ってないと面白くないよね。京極夏彦の「嗤う伊右衛門」みたいな感じだし。「彗星の美酒」以外は面白かったな。やはり、レイ・ラッセルは短編の名手。「悦楽の分け前」は予想つく展開だったが最後の一行でひでぇと思った。

Posted by ブクログ

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