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切り裂き魔の森 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 1986/05/25 |
JAN | 9784042602019 |
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切り裂き魔の森
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
サイコスリラー?最初から犯人が提示されている。 受動的な主婦の生活の細々した日々とその破綻。 あまりに世間知らずな妻に嫌悪さえ覚える。 犯人は違う!のを期待したが残念だ。
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大工の夫と二人の子供に尽くす平凡な主婦 ジョーン・ホワイトは、 住まいの近くで残虐な殺人事件が起きた日に限って 夫の帰宅が遅かったことに思い至ったが……。 面倒なこと、恐ろしいことから目を背ける傾向のある、 他者の痛みに鈍感なジョーンの自己正当化と 絡み合う過去の記憶。 彼女は...
大工の夫と二人の子供に尽くす平凡な主婦 ジョーン・ホワイトは、 住まいの近くで残虐な殺人事件が起きた日に限って 夫の帰宅が遅かったことに思い至ったが……。 面倒なこと、恐ろしいことから目を背ける傾向のある、 他者の痛みに鈍感なジョーンの自己正当化と 絡み合う過去の記憶。 彼女は、夫婦が一心同体だというなら、 夫が犯罪者だった場合、妻も悪人になってしまうと気づき、 一人の人間としての自由と尊厳を回復しようと もがき始める。 ●●さんの奥さんと呼ばれる生活に甘んじて自己研鑽を怠り、 社会情勢にも大した関心を持たずに長年過ごしてきた女性が、 殻を破って新しい生き方を模索しようとする物語―― なのだが、 複数の視点が短いスパンで頻繁に入れ替わるので、 小説としては非常に読みづらかった。 また、連続殺人犯の残虐さを描出するために 必要だったのだろうけれども、 犯人目線の叙述に不自然さを感じた。 ヒロインが他人の話を聞くなり、 誰かが綴った文章を読むなりして事態を把握していった方が、 読者にとっては滑らかに読みやすいだろうと思ってしまった。 途中に挟まれる犯人目線の地の文が 〈 〉 で 括られているのも謎(但し、プロローグを除く)。 ひょっとして、善意の第三者キャラが真犯人で、 事件はこの人物の創作というメタフィクションなのか? と、邪推してしまった。 いや、個人的にはそっちの方がずっと面白い気がする。 そんなワケで、ヒロインに感情移入すると ハラハラドキドキ感が味わえるものの、 どんでん返しは起こらず、 何だか拍子抜けしてしまったのだった。
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