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歌声よひびけ南の空に 藤山一郎南方従軍記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光人社 |
発売年月日 | 1986/05/10 |
JAN | 9784769803003 |
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歌声よひびけ南の空に
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題名のように、戦争中の2度にわたるジャワへの慰問の様子を中心に、生い立ちから結婚、そして戦後、この本が出版された昭和61年現在までを綴る。少し前に「私の履歴書」(昭和54年12月連載)を読んでいたので、内容はほぼ同じものだが、履歴書より慰問の様子が詳しく書いてある。 私の履歴書...
題名のように、戦争中の2度にわたるジャワへの慰問の様子を中心に、生い立ちから結婚、そして戦後、この本が出版された昭和61年現在までを綴る。少し前に「私の履歴書」(昭和54年12月連載)を読んでいたので、内容はほぼ同じものだが、履歴書より慰問の様子が詳しく書いてある。 私の履歴書にも、「歌はきちんと声楽を勉強して明瞭に元気よく歌わねばならない」、とあったが、この本でも、「明るく明瞭に歌う!これが私の歌手としての信条だった」、とあった。 慰問は2回行っていていずれもインドネシア、しかも2回目で現地で終戦を迎え捕虜として1年ちかく生活。この慰問の様子がとても興味深かった。戦地では兵隊たちが戦っているのに、自分は内地にいて暢気に歌など歌っていいるのが、なにか申し訳ないように思えた、とあった。 最初が読売慰問団として昭和18年2月11日~昭和18年7月(ボルネオ島、セレベス島、チモール島)、2回目が海軍嘱託として昭和18年11月~現地で終戦、捕虜となり帰国は昭和21年7月26日。やはりセレベス、ボルネオ、小スンダ列島で原住民の啓蒙宣撫が目的。インドネシアはオランダの植民地を日本が解放したような格好になっていて現地人は日本人には悪感情は持っていなかったとある。捕虜になってはシンガポールのレンパン・バラン島に連れてゆかれ、そこは第一次世界大戦中にドイツ軍捕虜が飢餓からほとんど餓死した島。でも日本兵はタピオカなどを作り食糧にしたなどとあった。 1986.5.10発行 図書館
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