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モア・リポート 新しいセクシュアリティを求めて 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1986/02/01 |
JAN | 9784087490855 |
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モア・リポート
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商品レビュー
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『モア・リポート―女たちの生と性』では、女性たちの声をそのまま収録していましたが、本書では編者が回答結果をグラフにして示し、それらの結果についての所感が記されています。 やや違和感を覚えたのは、「抑圧からの解放」を呼びかけるアジテーション的な語り口が取られている箇所が散見された...
『モア・リポート―女たちの生と性』では、女性たちの声をそのまま収録していましたが、本書では編者が回答結果をグラフにして示し、それらの結果についての所感が記されています。 やや違和感を覚えたのは、「抑圧からの解放」を呼びかけるアジテーション的な語り口が取られている箇所が散見されたことです。もちろん一人ひとりの男女が自分たちのセクシュアリティについて語り、それぞれにとって良いセックスをめざすことには何も反論はないのですが、あらゆる権力関係から解放された性のユートピアがどこかにあるという図式は、男性本位のレイプ・ファンタジーの裏返しにすぎず、問題の構図そのものを解体するようなものにはなりえないのではないか、と思います。 とはいうものの、本書に収録されている多くの女性たちの声から明らかなように、本書刊行当時はもちろん現在でも、多くの女性たちがみずからのセクシュアリティをめぐって抑圧を感じ続けていることは事実です。そのことを考慮するならば、「性のユートピアニズム」的な語り口にも、現状に対する対抗的言説として一定の意義があるということまでは、やはり認めなければならないように思います。それも、セクシュアリティをめぐって言説のヘゲモニー的状況の中にみずから乗り込んでいくことを辞さないのであれば、という条件での話ですが。
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先日このブログでも紹介した「モア・リポートー女たちの生と性」の後半。このアンケートには、5,000人を超える読者から回答が寄せられた。この本からは、彼女たちが「性」について思うところを、自分たちの言葉で赤裸々に語っている。興味深いのは「オーガズム」についての部分。彼女たちの意見を...
先日このブログでも紹介した「モア・リポートー女たちの生と性」の後半。このアンケートには、5,000人を超える読者から回答が寄せられた。この本からは、彼女たちが「性」について思うところを、自分たちの言葉で赤裸々に語っている。興味深いのは「オーガズム」についての部分。彼女たちの意見を読んでいると、巷に溢れている官能小説の性表現が、以下に陳腐でいい加減であるかということが実感できる。オトコが想像する「性」とオンナが実感する「性」とのギャップ。そして彼女たちの多くは、世間や多くの男性が求めているものと、自分たちが求めているものとのギャップに苦しんでいることがわかる。初回のアンケートから30年あまり。この企画に協力してくれた女性たちは、30年前の自分をどう思っているのかを知りたい。
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