仏ゾーン(2) 煩悩を断つ男 ジャンプC

武井宏之(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 1997/10/03
• JAN: 9784088723075

商品レビュー

2010/10/10

○あらすじ
　弥勒菩薩の生れ変わりとされる少女サチ、彼女を悟りに導くために仏国土からやってきた千手観音のセンジュ君とその友人のジゾウ君はインドに向かって旅をしてゆく。しかし、人間の欲望を糧とする魔羅や、その魔羅の側についた仏のアシュラ(阿修羅)が彼らを阻む。

○感想
　物語られているのは、「人」以外にありえない作品だと思います。センジュ君の視点も、語られる「救い」も、「人」の限界を超えてはいません。修行中のセンジュ君は、救いたいという意志を示しますが、けれどそれは仏の救いではないような気もします。深い理解をもって読めば新たな何かに気づけるのかもしれませんし、物語は物語としてそっとしておくものなのかもしれませんが、やはりセンジュ君の言うところの「救い」については分からないことだらけです。
　けれど、だからこそ。救われたいとあがく阿修羅くんに、救いたいと願うセンジュ君に、この本に出会った時の私は、とても胸を打たれたのだと思います。
　全三冊の中でこの表紙が最も人間の本質をついているような気がします。 サチが悟るまでを描き続けていたとしたら、数百巻では足りなかったろう深さをもつ作品です。

2009/02/21

神仏に愛着がわく漫画。
続きが読みたい。ちょこっとでいいから！

というとこで終わってるほうが好き。

2008/05/15

バトウ兄さん暑苦しいよね！！
つい１年くらい前、彼のモデルになった「デスペラード」のアントニオ・バンデラスを見たんですが、もうバトウ兄さん何やってんすかｗｗｗ状態だった。
武井先生はマリアッチ好きなんですかね。マンキンにもたしかハオの手下にいたよね。ペヨーテ？
正直ジゾウ君は全編通していいとこばっかり持って行くからニクい。笑。