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るろうに剣心(9) 明治剣客浪漫譚-京都到着 ジャンプC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1996/02/02 |
JAN | 9784088715094 |
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るろうに剣心(9)
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るろうに剣心(9)
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
新月村の戦いの続き。著者はコラムで新月村は日本の村社会の嫌なところを描きたかったと記した。実際、村人達を可哀想な人達とは描いていない。体制を維持する側になっている。少年は村から出ていくことになり、「終わり良ければ全て良し」のナイーブな展開ではない。 一方で著者は日本の村社会の嫌な...
新月村の戦いの続き。著者はコラムで新月村は日本の村社会の嫌なところを描きたかったと記した。実際、村人達を可哀想な人達とは描いていない。体制を維持する側になっている。少年は村から出ていくことになり、「終わり良ければ全て良し」のナイーブな展開ではない。 一方で著者は日本の村社会の嫌なところを描き切れなかったと反省している。確かに抑圧を描いているが、相手のためという名目で負担や我慢を押し付け、名目上自発的に自己犠牲に追い込ませる日本の村社会のズルさまでは描けていない。それでもエンタメ作品としては深い。 本作品は王道的なバトル漫画として人気になったが、明治政府の恥部である赤報隊を当時の少年(就職氷河期世代)に広めた作品でもある。著者が日本社会に対する深い批判精神を持っていることが分かる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
はじめ敵として現れた斎藤は好きになれなかったけど、ここへ来て少しずつ魅力がわかるようになってきました。 しかも妻がいたんですね。 ■京都へ向かう面々 ・左之助。お前は弱いということを、斎藤、そして剣心によって思い知らされた左之助。修行しながら京都へ向かう。道中、破戒僧安慈と出会ってなんとかいう技を伝授してもらってパワーアップ。でもその安慈は実は志々雄派みたいで、いずれふたりの対決がありそうな伏線。 ・薫と弥彦。剣心にさよなら言われていじけてた薫だが、さよならも言われなかった恵に一喝されて旅立ちを決意。ここのやりとり良かったなあ。弥彦も若いのにぶれなくて素敵です。これから京都で超人たちが繰り広げるであろう戦いのなかで、この一般人コンビ、どう立ち振る舞うのか? ・蒼紫。剣心の京都行きを聞いてこの人も京都へ。斎藤とも絡み、志々雄からもスカウトされ断るが、今後どう出るか。 ・山のなかで出会ったくノ一の操。元御庭番衆で、蒼紫に恋慕。京都の家に帰るということで、旅は道連れ。 ■新月村編 ・沼津の辺りの村。政府に見捨てられ人知れず志々雄派に統治されている。そういう村が既にいくつかある。「東京で売られている新しい地図では、この村の名前が消えている」というの、ぞっとした。 ・湯治に来ていた志々雄と早くも対面。京都で待ってるのかと思ったら以外とフットワーク軽い…。しかも最後、秘密の地下通路みたいなので京都へ帰ったっぽい。 ・沖田モチーフな新キャラ、瀬田宗次郎。志々雄の側近、喜怒哀楽のうち楽以外の感情が欠落している。司馬遼太郎『新撰組血風録』の沖田のイメージらしい。この人と剣心、戦うが、決着はお預け。様子を見に来た(?)斎藤に、人斬りに戻らないと志々雄の手下すら倒せないよと釘を刺される。 ・この村の少年栄次の復讐というテーマも。捨て身で仇討ちをしようとする栄次に、そんなことより立派な大人になって幸せになれと諭す剣心。
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斎藤と剣心が並んで志々雄の館に向かうシーンが印象的。 抜刀斎に睨まれた尖角のザコっぷりには笑った。佐之助と安慈の出会い。修行の件もよかった。
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