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カッパの飼い方(1) ヤングジャンプC
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2003/10/17 |
JAN | 9784088765143 |
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カッパの飼い方(1)
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カッパの飼い方(1)
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商品レビュー
4.4
18件のお客様レビュー
なんちゃって民俗学者の もっともらしい解説がかなり ツボ。 河童愛、河童道をまったり 極めたくなる。
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全巻読破。ゆるーい感じの作品だけど、たまにウルっとくる。 もし、カッパが飼えるならどんな感じなんだろう。
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お正月のゆるゆる気分で読んだ本。 カッパがいるのが当たり前という前提で話が進んでいくのがシュールです。 (なんてね)というボケがいつかくるだろうと思って読んでいくものの、ボケるどころか、どんどん詳細な飼育法について語られていくため、(この本は一体どこへ行くんだろう)と気になりなが...
お正月のゆるゆる気分で読んだ本。 カッパがいるのが当たり前という前提で話が進んでいくのがシュールです。 (なんてね)というボケがいつかくるだろうと思って読んでいくものの、ボケるどころか、どんどん詳細な飼育法について語られていくため、(この本は一体どこへ行くんだろう)と気になりながら読み進みました。 時代設定は、高度経済成長期の昭和40年代。 幼少時から、拾ってきた野良カッパと暮らしてきた主人公は、上京し社会人になって、ペットとして家カッパ「かぁたん」を飼い始めます。 なんと、ペットショップで78,000円で売られているとのこと。 これは高いのか安いのか、リアルな価格設定です。 カッパの生態について、とことん詳しく紹介されており、驚きます。 これまで、カッパについて知ってはいたものの、幻の存在として、あまり詳しいことは語られていなかったため、「偏平足だから相撲強い」などとこと細かに書かれているのを読んでいると、なんだか本当にカッパがいて、ハウツー飼育本を読んでいるような気になってきます。 作者のカッパへの愛で充満している本。 はじめは、見慣れなかったカッパも、だんだんキュートに思えてきます。 野良カッパと家カッパの違いなども詳細に語られています。 賢いらしく、お手をしたりするカッパなんて、いいですね。 ただ、犬より知能があり手も使えるため、首輪を自分で外せてしまい、リードは意味がないそうです。 日本カッパ連盟サイトに5千以上登録されている、なんてさりげなく書かれているため、(本当にそういった団体があったりして)と、検索してみたりしました。 もちろん、ギャグベースのコミックですが、その割には大真面目なので、嘘か誠かわからなくなってくるほど。 トリュフを探し当てるのが雌豚なら、温泉を探し当てるのがカッパという理論には笑ってしまいました。 さらに、カッパがダウジングで探し当てる図には、吹き出しました。 主人公は自分のカッパを公園デビューさせます。 その公園で出会ったのが、こわもてのカッパ。 カウボーイハットをかぶったベスト姿で、眼光鋭く、妖怪のように迫力ありまくりです。 人も恐がるそのカッパは、風貌からヘラクレスと呼ばれていますが、本名はチーちゃんで、飼い主は幼稚園児だったということがわかって、そのギャップにヘラクレスが一番好きになりました。 カッパの泳ぎの練習も語られます。 カッパは初めから泳ぎが上手なわけではないとは、知りませんでした。 ダイビングの水抜きのように、カッパの場合は、おしりから体内に空気を入れないと浮かないとのこと。 その技を習得しないと、川流ればかりしてしまうそうです。 ユニークなカッパ用浮き輪も売られていて、笑えました。 また、公共プールはヤクザと同列で禁止されていました。 全てのエピソードが淡々と語られて、そこがなおおかしみを誘います。 途中まで気がつきませんでしたが、主人公初め、人の顔は一切描かれていません。 正面を向いていても、のっぺらぼうという思い切りの良さ。 そのせいか、後ろ姿がよく描かれています。 ゴルフ場のキャディーさんの98%がカッパだという話も楽しくなりました。 特に池ポチャの時に、活躍するそうです。 池に入らないと、お皿が乾いてしまいそうですけれどね。 ノスタルジーとシュールなギャグが混ざった、楽しい本でした。
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