ご近所物語(完全版)(2) 愛蔵版

矢沢あい(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社
• 発売年月日: 2005/10/20
• JAN: 9784087821376

商品レビュー

2023/07/09

　ツトムから実果子への誕生日プレゼントは、実果子の洋服のブランド「ハッピーベリー」のロゴの“へた“の部分をデザインした「テクマクマヤコン」みたいなペンダント（若い人は知らないよね。「テクマクマヤコン」。「ひみつのアッコちゃん」の魔法のペンダントだよ）。パカっと開いたら、片方が鏡で、片方に写真を入れられる。
クリエイターの学生同士のプレゼントっていいね。お互い相手のことを思いながら作るんだね。
　そのペンダントに実果子が入れたい写真はツトムの写真ではなく、5年前にママと離婚したパパの写真。だけど、実果子の家にはパパの写真が一枚も無い。ママが全部捨ててしまったから。
　そんな実果子の気持ちを察して、「パパに会いに行こう」と行ってくれた、ツトム。やっぱりツトムは実果子にとって特別な人だった。ツトムが写真雑誌でパパの写真展のことを調べて（パパは写真家）、二人で会いに行ったら、パパは個展の案内を郵送してくれていたのにママが隠していたことが分かった。ひどいママ。だけど、ママはそこまでパパのことが憎かったのではなく、実果子にパパのことを恋しく思ってほしくなかったのだ。いつまでも自分の元にいて欲しかったのだ。
誰かと別れることになって、その分その“別れ“を無駄にしないよう、“幸せでいよう“と一生懸命生きる姿、いじらしいな。
　パッツパツのベリーのように甘酸っぱいキュンがいっぱい詰まった漫画。この巻で他に特にキュンときたのは、急にイケメンになった勇介。
　勇介はナイスバディ子こと中須茉莉子のアッシーとしてバイクで送り迎えしているが、「アッシーでいいよ」と言ってる。バディ子！このセリフがカッコよく決まる男を大事にしろよー！バディ子は勇介がどうせ下心をもって“アッシー“をやってるんだろうと言うが、なんてことを言うんだ！でもバディ子はきっと不器用なんだね。学校の課題も上手くいかず、“アキンド同好会“の他のメンバーのようにオリジナルも作れず、自分で自分のことただのナイスバディの空っぽだと思ってる。
そんなに焦らず、飽きずに寄り添ってくれる勇介のこともっと大切にすればいいのに。

2023/07/03

ナイスバディ子が去ってまた一難…
歩というまた可愛くて素直で美人さんが登場。
そして、それがきっかけでやっとLOVELOVEに！
かと思いきや、歩がライバルである相手はナイスバディ子だった…。
勇介が優しくてカッコいい。

2006/06/13

ツトムたちと自分たちでなんでも作っちゃうサークルＡＫＩＮＤをはじめた実果子たち。仲間も増えたが、いろいろと恋の問題が･･･。