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機動戦士ガンダムZZ(KCDX)(1) KCDX
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機動戦士ガンダムZZ(KCDX)(1) KCDX

村上としや(著者)

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機動戦士ガンダムZZ(KCDX)(1) KCDX

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2005/06/23
JAN 9784063720303

機動戦士ガンダムZZ(KCDX)(1)

¥385

商品レビュー

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2020/02/20

『機動戦士ガンダムZZ』(MOBILE SUIT GUNDAM ZZ)は『機動戦士Zガンダム』の続編である。『機動戦士Zガンダム』は『機動戦士ガンダム』の続編であるが、物語中では長い時間が経っていた。 これに対してZZはZ直後の物語である。第一次ネオジオン抗争を描く。少年達中心で...

『機動戦士ガンダムZZ』(MOBILE SUIT GUNDAM ZZ)は『機動戦士Zガンダム』の続編である。『機動戦士Zガンダム』は『機動戦士ガンダム』の続編であるが、物語中では長い時間が経っていた。 これに対してZZはZ直後の物語である。第一次ネオジオン抗争を描く。少年達中心で物語が進むことが特徴である。巻き込まれ型である点は初代ガンダムやZと同じであるが、少年達は自分達で考えて行動する主体性が増している。これは後の『新機動戦記ガンダムW』を彷彿させる。 しかし、ZZでは主人公達の行動は大枠では地球連邦がネオジオンを鎮圧する戦いの一環でしかなく、地球連邦という体制に貢献するものでしかなかった。ここに宇宙世紀ガンダムの限界を感じる。主人公達のようなコロニー下層民は地球連邦政府から何の恩恵も受けていない。圧政の元凶である地球連邦のために戦う理由はない。組織を絶対視する昭和よりも個人主義が発達した後の時代からは理解し難いことである。 ZZが地球連邦を否定しきれなかった背景には、Zが当初のコンセプトを貫徹できなかったことにあるのではないか。初代ガンダムは単純な勧善懲悪の物語ではない。主人公達の属する地球連邦に大きな問題があることを描いた。一年戦争ではジオン公国を倒した。その続編で地球連邦を倒す展開は筋が通る。そのための反地球連邦組織エゥーゴだろう。そこにジオンのエースであったシャア・アズナブルも加わり、地球連邦打倒という共通の目的のために戦う。胸が熱くなる展開である。 ところが、反地球連邦が反ティターンズに矮小化されてしまった。地球連邦軍のエリート部隊の筈のティターンズが地球連邦から浮いてしまい、ティターンズ打倒の戦いが地球連邦の利益になった。これは面白くない。シャアが希望を持てなくなって身を隠したくなる気持ちも理解できる。

Posted by ブクログ