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ナニワ金融道(文庫版)(3) 講談社漫画文庫
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ナニワ金融道(文庫版)(3) 講談社漫画文庫

青木雄二(著者)

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ナニワ金融道(文庫版)(3) 講談社漫画文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1999/04/01
JAN 9784062605588

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商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2016/02/29

肉欲棒太郎って名前が・・・もうバッチリです(笑) 灰原も金融屋らしい顔になってきたな。自分にもっと金融の知識があったら、もっと楽しく読めたかもな。

Posted by ブクログ

2012/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

youtubeで青木氏のインタビューを見てから、濃厚な青木ワールドにはまってます。  灰原が地上げ屋(肉欲棒太郎!!)と反対派の両方に融資。応援してる振りして、結局は商売したいだけ。世の中しょっぱい。みんながそれぞれ自分の為に動いている。厳しい事実を突きつけられる本。

Posted by ブクログ

2011/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【粗筋・概要】 取り込み詐欺にまで手を出した泥沼亀之助と夜逃げすることになった薄井毛利男のエピソード(52発目「完全に犯罪者」から53発目「踏み越えてしまった泥沼」)、帝国金融の策略で完成間近の自社ビルを乗っ取られてしまったまともな地上げ屋・肉欲棒太郎編(54発目「バブルな人がケツを拭く」から79発目「乗っ取られてしもうたがや!」)を収録。 【感想】 帝国金融が肉欲棒太郎から自社ビルを乗っ取るカラクリは次のようになると思われる。帝国金融は2,500万円を手形貸付によって貸す際に、手形が不渡りになった場合に2,500万円の返済に代えて、自社ビルを給付する取り決め(停止条件付代物弁済予約契約)をし、かつ、自社ビル全部に対する短期賃貸借契約(旧民法395条)を結びその登記も経由する。帝国金融としては、時価3億円のビルを2,500万円で手に入れることができるので、肉欲棒太郎には借金が返済できない方が良い。そのために、灰原は住民運動の主婦連に協力する。そして、それが功を奏し肉欲は手形の不渡りを出してしまう。 もっとも、帝国金融が所有権を手に入れたビルは、アカ信ファイナンスの抵当権付きであるから、抵当権が実行されビルが競売されると、帝国金融はその所有権を失うことになる。したがって、帝国金融としては抵当権が実行されることは避けなければならない。しかし、帝国金融はビルに対して短期賃貸借契約を結んでいるため、旧民法395条の規定により3年間はビルを借りることができる。このような短期賃貸借のある不動産は、買い受け希望者が少なく、仮にいたとしても落札金額は低下することになる。アカ信としては適正な価格でビルが売却されたとしても、10億円の債権を満足させることはできないのに、さらに安く買いたたかれることになる。このように帝国金融が短期賃借権を有するため、アカ信としては抵当権の実行ができずにっちもさっちもいかない状態に陥る。 八方ふさがりのアカ信に対して帝国金融は、1億円で抵当権を消滅するよう滌除(旧民法378条)を申し出る。抵当権者であるアカ信は滌除に応じる義務はないが、拒否する場合には1億1千万以上で増価競売を行い、それが失敗した場合には、その額でビルを自ら買い取らなければならない。マチ金が短期賃借権者である以上そんなビルを好んで買い受ける人はおらず、増価競売は失敗する蓋然性が高い。さらに、親会社である赤貝信託銀行から新規貸付を禁止されている状況で、アカ信がビルを買い取ることはできない。そこで被害を最小限に抑えるためには、アカ信は、帝国金融の滌除の申出を受けるしかない。このように帝国金融は2,500万円で3億円相当のビルを手に入れ、1億円で抵当権を消滅させることに成功する。 この巻を読むだけで、短期賃貸借および滌除制度の欠陥が理解できるようになる。 2008年3月29日読了

Posted by ブクログ

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