巨人の星(文庫版)(9) 講談社漫画文庫

梶原一騎(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 1995/08/01
• JAN: 9784062601122

商品レビュー

2024/07/07

飛雄馬の大リーグボール二号こと消える魔球が完成し、一徹とオズマに勝利します。シーズン終了後、花形と左門はそれぞれ大リーグボール二号を攻略するために研究を開始し、一徹から受け継いだ魔送球を利用したものであることに気づいたものの、それは秘密の80パーセントにすぎません。

一方、オズマはアメリカに帰国することがきまり、一徹は中日を勝利にみちびくため、伴をトレードで獲得することをめざします。飛雄馬との友情を裏切ることはできないと、伴は中日入りの話をことわりますが、花形と左門が大リーグボール二号の秘密を完全に解き明かすことで、伴の中日入りを拒否する理由はなくなります。飛雄馬も、友人の可能性を開花させるためにも、彼に中日入りをすすめます。

飛雄馬の姉の明子と花形の恋など、サイド・ストーリーもふくまれていますが、野球の道に邁進する男たちの戦いがあくまでメインであり、本道を大きく逸れるような意外な展開はなく、すこしもの足りないようにも感じてしまいます。

2015/08/12

消える魔球＝大リーグボール二号をひっさげて快進撃を続ける星飛雄馬くん。
明子姉ちゃんは、花形くんや伴宙太くんに惚れられているけれど、相変わらずメンドウな父ちゃんのおかげで幸せへの道は遠い感じ。
本人はもう慣れちゃっているだろうけどね。

この巻では、今まで飛雄馬くんの縁の下の力持ち・女房役に徹していた宙太くんが、一徹おやじの希望により中日入りしそうなところで終わっていました。
まぁ、男の戦いは大変だねぇ～って感じ。

しかし、野球シーン以外の場面では、物語の半分はその男たちが泣いているからね。
昭和は熱い時代だったんだな～♪