ボールパークでつかまえて!(19) の商品レビュー
社畜でありながら日々球場へ足を運ぶ村田だけど、貴重な有休であろうと球場へ行くのは何ともらしい行動だね(笑) ただ、そこでいつも通りに野球を楽しむだけでなく、球場の雰囲気を満足行くまで楽しむ様子からは彼が心の底からあのテーマパークのような球場を好んでいるのだと伝わってくるよ 他方...
社畜でありながら日々球場へ足を運ぶ村田だけど、貴重な有休であろうと球場へ行くのは何ともらしい行動だね(笑) ただ、そこでいつも通りに野球を楽しむだけでなく、球場の雰囲気を満足行くまで楽しむ様子からは彼が心の底からあのテーマパークのような球場を好んでいるのだと伝わってくるよ 他方でいつの間にか応援している選手達より自分の方が年上になってショックを受ける現象ってあるあるネタなだけに、見ているこちらまでショックを受けてしまったり… 今巻は連続したエピソードは無かったけど、その分だけ一つ一つのエピソードにキラリと感じさせるものが多かったような プロスペクトなんて新語を知ったかするルリコという面白状況から始まりつつ、フレッシュオールスターという若手の頑張りが描かれた220話 二軍でありながら珍しく注目が集まる試合。栗原隼人も表向きはモーターサンズの為と言いつつ、己の躍進を狙う緊張感 そのような緊張は解説する栗原父にも伝わっていたようで。だから隼人が見事に打ち上げるコマには「おおっ!」と思ってしまったものだけど、それ以上に栗原父のリアクションが凄すぎた(笑) いや、そりゃまあ感動するだろうけど、立ち上がって万歳は無茶苦茶だなぁ(笑) そしてそしての221話、OB戦なんていうイベント試合は試合を楽しむというより往年の名選手に再び会えるお祭りのようなもの だから往年を知らないルリコは楽しめないし、モーターサンズ全ての歴史を知らない読者とて完全に楽しみきれるわけではない でも本作に付き合ってきた読者は、序盤から様々に匂わせつつも一種の聖域として扱われてきたTTコンビを知っている。コジローはもう引退してしまったし、椿に関しては顔を見せることすら無くなっていたが それだけにコジローの引退試合代わりの打席に椿が現れて、現役時代を超えるかも知れない一球を椿が投げた上でコジローの花道を飾ってくれたシーンには感動を覚えてしまいましたよ… 自分の知らない球場の役割を教えてくれる本作、敗戦処理専門のピッチャーが居るとは知らなかったな 若手にとっては自分をアピールする登竜門、ベテランにとっては出口を伺わせる崖っぷち だから筒森が自己アピールに燃えつつ敗戦処理メンバーを序列付けして敵対視していたのは仕方ないと思えるもの それだけに「出口」扱いされていた開田が「チームのため」とはどういう事かを示すようなプレイングを見せたシーンには驚きを禁じ得ませんでしたよ… おまけにそんな素晴らしいプレイをした直後に二軍落ち…。開田の台詞から察せられるように、彼がこうした「出口」へ進むのを知っていたのは間違いない。それでも開田は「チームのため」に誇りを見せた。それは筒森が言うように様々な意味での「プロ」を詰め込んだ姿であるように思えたよ…… 奥様方の想いも描かれた今巻、野球に人生を捧げた夫を支える様子は216話ではコミカルに描かれた。上利根家の何とも独特な空気には笑わせて貰ったよ でも何もかもが面白いだけでなく 球場で見せない悔しさで眠れない鋸山を支えるなぎさの様子とか、単身赴任として家族と過ごす時間が限られる三条を送り出す乃々花の様子とか、尊さを感じられるとても良いシーンでしたよ…
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