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キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ の商品レビュー

4.3

30件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2025/11/19

Amazonの紹介より 時間を重ねたからこそ、私の自信がここにある―― チェーンレストラン「シリウス」池袋店の店長であるいつきは45歳。数年前の「女性活躍」方針以前から、いつきは自力で店長になり、都心の店を回してきた。だが最近、店長会議で、若手の女性が臆せず発言したり提言したりす...

Amazonの紹介より 時間を重ねたからこそ、私の自信がここにある―― チェーンレストラン「シリウス」池袋店の店長であるいつきは45歳。数年前の「女性活躍」方針以前から、いつきは自力で店長になり、都心の店を回してきた。だが最近、店長会議で、若手の女性が臆せず発言したり提言したりするのを聞いて、たじろぐと同時に、これまで自分がやってきたことは古いのかとモヤモヤしてしまう。また、頼りにしていた若手が突然やめると言い出し、説得を試みるものの彼の意思は変わらない。私は「ずっとここにいる人」という目で見られているんだろうなと虚しく思ってしまう。そんなある日、水道橋の倉庫で作業をしたあと、「キッチン常夜灯」を見つけ、お酒と食事を楽しむかなめに偶然出会い、「変わることを恐れてはいけないと、ここで気づかされた」という話を聞く。シェフたちとの交流と丁寧な料理を通じて、仕事のやりがいやこれまで積み重ねてきたこと、そして自分自身にじっくり向き合うようになる。 シリーズ第4弾ということで、新たにシリウスのスタッフが登場するのですが、今回はベテランならではの苦悩やずっと仕事人として頑張ってきた女性の苦悩といったものが垣間見えました。仕事を長く続けているからこその悩みや周りとの比較による不安などそれぞれの世代ごとの苦悩に共感しました。 今や転職は当たり前といった風潮でも、長くそこにいる方もいらっしゃいます。 たとえ、そこがブラックな環境でも、辞めない人もいます。長年働くいつきの思いや留まることへの葛藤が、丁寧に描かれていて、その気持ちわかるなぁと共感しました。 会社を良くしようと、時代の波に翻弄されつつも、頑張るいつきの姿に、応援したくなりました。 ふとしたきっかけでたどり着いた「キッチン常夜灯」。そこには、以前のシリーズで登場した別のシリウススタッフも登場し、意気投合。深夜に営業する「キッチン常夜灯」での気ままな時間と美味しそうな料理に、優しい気持ちになりました。 おいしい料理と居心地のよい空間、そして仲間。その時間を過ごすことで、いつきにとってかけがえのない時間を過ごすのですが、こちらも良い気分になりました。 タイトルの「キッチン常夜灯」というお店。あくまでもメインはシリウスというレストランなのですが、それとは違った温かさや優しさがあって、美味しそうな料理と共に心に染み渡りました。 それぞれ色んな苦労を抱えていますが、仲間と過ごす時間は格別で、それを通して人生を見つめるきっかけにもなるので、自分もなんだか頑張ってみようと思いたくなった作品でした。

Posted byブクログ

2025/11/16

4作目。相変わらずいい話。 私の周りも転職している人が多くて、私もこのままでいいのか?と思うこともあるけれど、私はまだこのままでいいな、と思えた1冊。 仕事もプライベートも充実できたらいいな。

Posted byブクログ

2025/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

キッチン常夜灯第4弾。 「女性活躍」以前から唯一の女店長として働いてきた池袋店のいつき。いつきと私自身が同世代であり、様々なことに対して葛藤する気持ちにすごく共感できた! 自分よりバリバリ働く若い世代を見て「自分はこれで良いのか」と焦ってしまったり、世代によって「働く」ことへの意識にギャップがあるので、一緒に働く人への接し方に悩む点もよく理解できた。また40代以降は特に親や家族の健康についても考える部分が大きいので、今の忙しい働き方のままで良いのかと模索してしまうところはかなり共感できた。 ただ、いつきのように、自分の気持ちや考えを、周りや会社に対して発信する大切さを感じた。オオイヌがより良い会社に変わっていくことを願って、キッチン常夜灯の第5弾を待ちたいと思う♪ また過去3作のみもざ、つぐみ、かなめや他の登場人物が出てきたのも嬉しかった!やっぱり美味しい食べ物の出てくる小説って幸せになれるなぁ…としみじみ。

Posted byブクログ

2025/11/16

キッチン常夜灯シリーズ大好きなの4作目。 今作の主人公は40代半ばのベテラン店長のいつきさん。会社の経営方針の変化や、年齢を重ねてゆく自分の働き方に不安に襲われたり、両親の老いてゆくさまに寂しさを感じたり。 でも、キッチン常夜灯の美味しい料理やシェフや堤さん・常連さん達の優しさに...

キッチン常夜灯シリーズ大好きなの4作目。 今作の主人公は40代半ばのベテラン店長のいつきさん。会社の経営方針の変化や、年齢を重ねてゆく自分の働き方に不安に襲われたり、両親の老いてゆくさまに寂しさを感じたり。 でも、キッチン常夜灯の美味しい料理やシェフや堤さん・常連さん達の優しさに触れて疲れた心を癒され、またとても前向きになってゆく様がとても良かった。

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2025/11/15

『キッチン常夜灯』シリーズ第4巻。 前作までと違い、主人公は既に店長であるベテラン社員。そのためか人間関係で問題のある人は登場せず、自分と向き合う側面が強い内容。個人的には嫌な人がいないので、よりほっこり出来て良かったかな。これは前巻までで既に問題を乗り越えた3人の主人公達が味...

『キッチン常夜灯』シリーズ第4巻。 前作までと違い、主人公は既に店長であるベテラン社員。そのためか人間関係で問題のある人は登場せず、自分と向き合う側面が強い内容。個人的には嫌な人がいないので、よりほっこり出来て良かったかな。これは前巻までで既に問題を乗り越えた3人の主人公達が味方である心強さも大きいかも。 結構主人公の心理面や境遇に共感できたこともあって、一気に読了。相変わらず美味しそうな料理描写もたまりませんでした!

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2025/11/14

自分を労わるご褒美ご飯のオンパレード 相変わらずお料理の描写が濃厚で、見えない湯気と香りが漂ってくる 常夜灯を読んでると、つくづく食べることと生きることは密接だなと感じる 栄養のある温かな食事は明日への活力に変わるから 今作ではもう少しでアラフィフになるベテラン店長いつきが主人...

自分を労わるご褒美ご飯のオンパレード 相変わらずお料理の描写が濃厚で、見えない湯気と香りが漂ってくる 常夜灯を読んでると、つくづく食べることと生きることは密接だなと感じる 栄養のある温かな食事は明日への活力に変わるから 今作ではもう少しでアラフィフになるベテラン店長いつきが主人公 みもざ、つぐみ、かなめ達とはまた違う悩みを抱え、常夜灯に通いながら自分の今とこれからを見つめ直していく 何歳になっても悩みは尽きない ならば、前を向けるよう、自分を大事にできるよう、美味しい料理で身体を作っていくことが大切なんだと改めて感じた

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2025/11/13

シリーズ4作目。今回は『シリウス』池袋店長のいつきが仕事や高齢の家族と向き合っていく物語でした。 40代はまさに自分と同世代。仕事や高齢の家族との付き合い方によっては、自分がやりたいこととは思うようにいかなくなってくるタイミング。自分も同じ。(いつきのように立ち位置は違えど)仕...

シリーズ4作目。今回は『シリウス』池袋店長のいつきが仕事や高齢の家族と向き合っていく物語でした。 40代はまさに自分と同世代。仕事や高齢の家族との付き合い方によっては、自分がやりたいこととは思うようにいかなくなってくるタイミング。自分も同じ。(いつきのように立ち位置は違えど)仕事の悩みや高齢の家族を持つので、いつきの考えてることや現状に共感。 そんな中出会う『キッチン常夜灯』はいつきにとって、心の拠り所になったのではないかと思う。 優しい堤さんや城崎シェフと美味しいご飯が温かく迎え入れてくれる喜び。美味しいご飯が日常を忘れるぐらい並び、日頃から忙殺された環境下の中、ホッとするような場所だって改めて思うし必要だなと。今回も読みながらお腹が鳴る(笑) 『シリウス』の人たちにとって、『キッチン常夜灯』って、今どきの言葉でいうとサードプレイス。読んでる側も小説の中だったとしても、サードプレイスなんじゃないかと思う。それぞれが仕事やプライベートで悩み苦しむけど、尻込みせずに明日の一歩を踏み出す力をくれる本に出会えて幸せです。 今回もうまかった、ごちそうさまでした。

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2025/11/12

シリーズ4作目 今回はベテラン社員の女性店長の話 接客業ならではの悩みはもちろん、転職のタイミング、働き方、ワークライフバランス、女性としてのこれからの働き方、、、 今回も共感することばかりで、考えさせられることも多かった シリーズ毎にその都度主人公の置かれる状況や悩みがいつも...

シリーズ4作目 今回はベテラン社員の女性店長の話 接客業ならではの悩みはもちろん、転職のタイミング、働き方、ワークライフバランス、女性としてのこれからの働き方、、、 今回も共感することばかりで、考えさせられることも多かった シリーズ毎にその都度主人公の置かれる状況や悩みがいつもその時の自分にも重ねられる状況で、 今作も読んでよかったなあと温かい気持ちになった これからもこのシリーズは絶対読む

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2025/11/10

シリーズ4作目。 もちろん、物語の舞台は「キッチン常夜灯」と「ファミリーグリル・シリウス」洋食店。 そして、主人公はシリウス池袋店の店長、鳥羽いつき・45歳。 45歳ならではの、これからの自分の人生への不安や向き合い方がとてもよく伝わってきた。 ワークライフバランスというものへ...

シリーズ4作目。 もちろん、物語の舞台は「キッチン常夜灯」と「ファミリーグリル・シリウス」洋食店。 そして、主人公はシリウス池袋店の店長、鳥羽いつき・45歳。 45歳ならではの、これからの自分の人生への不安や向き合い方がとてもよく伝わってきた。 ワークライフバランスというものへの悩みも。 仕事への向き合い方、老いてくる両親との関わり。これらは私もよく考えます。考えても仕方のない先のことを、考えてしまうこともしばしばあります。 そんな中、今まで仕事で積み上げてきたものを武器に社内環境を改善しようと取り組み始めた主人公、いつきの姿は、とても頼もしく感じた。 そんな、いつきの背中を押したのが、キッチン常夜灯のスタッフと美味しい食事。 キッチン常夜灯には、前作までの主人公全員が登場します。 他の登場人物も今まで登場したことがある人ばかりで、誰が誰だか分からなくなったりしましたが、何とかなりました。 シリーズ4作を通して、株式会社オオイヌ・「シリウス」の変化や繋がりをみてきました。あと数年で創業五十周年らしいです。 是非、その様子を続編で見たいです。 人生に遠慮なんていらないのよ シェフのお母さんの言葉 心に響きました。

Posted byブクログ

2025/11/08

今回の主人公の気持ちが分かりすぎて読むのが辛かった。仕事も自分も大切にするのは、言うのは簡単だけど難しい。美味しいものやあたたかい場所に癒される時間が本当に大事。

Posted byブクログ