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ヒグマグマ(4) の商品レビュー

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2025/10/18

奥谷通教『ヒグマグマ 4』日本文芸社。 増田俊也の原作『シャトゥーン 〜ヒグマの森〜』の作画で知られる奥谷通教による新たなるヒグマ漫画の第4巻。 最近は毎日のようにツキノワグマやヒグマによる被害がテレビで報道されている。最近のツキノワグマはヒグマのように凶暴化しているのか、人...

奥谷通教『ヒグマグマ 4』日本文芸社。 増田俊也の原作『シャトゥーン 〜ヒグマの森〜』の作画で知られる奥谷通教による新たなるヒグマ漫画の第4巻。 最近は毎日のようにツキノワグマやヒグマによる被害がテレビで報道されている。最近のツキノワグマはヒグマのように凶暴化しているのか、人間を襲い、捕食するようになった。本作はクマによる人身事故が騒ぎになる前から連載されており、いよいよ漫画の世界が現実化したようにも思える。 当初は体長4メートル、体重950キロだった巨大ヒグマは何時の間にか体重5メートルに変わり、何時の間にかカムチャツカオオヒグマになり、ヘリコプターを墜落させるほど巨大化している。 昔、『グリズリー』というB級映画があったが、本物のグリズリーの映像は大したことのないサイズだったが、作り物の映像となるといきなり大型化し、最後はナパーム弾で倒されるという内容だったのを思い出した。 『ヒグマグマ』とヒグマとマグマの組合せたようなタイトルの理由はヒグマのパニックと火山の噴火の両方を描いているからのようだ。となると、最後は巨大ヒグマが噴火した火山の溶岩に飲まれるのが見えているように思う。 東京のテレビ局のクルーと同行する大学教授、教授の知人の女性ハンターの一行は巨大ヒグマに襲われ、次々と悲惨な最後を遂げる。そこに巨大ヒグマを生け捕りしようとする密猟者たちまでもが加わり、巨大ヒグマによる被害はさらに拡大していく。 定価869円 ★★★★

Posted byブクログ