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ペンギンにさよならをいう方法 の商品レビュー

4.6

6件のお客様レビュー

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2025/11/22

主役のヴェロニカ婆ちゃんがかわいい 読み終わって改めてカバー画をみると ホントかわいい 最初頑固で融通の利かない少しボケの入った婆さんの描写が続き コイツはちょっと と思わせといて途中から絡む孫息子が更に輪をかけてダメ人間で うわぁ~ となるが ばあちゃんの若い時の日記の部分あ...

主役のヴェロニカ婆ちゃんがかわいい 読み終わって改めてカバー画をみると ホントかわいい 最初頑固で融通の利かない少しボケの入った婆さんの描写が続き コイツはちょっと と思わせといて途中から絡む孫息子が更に輪をかけてダメ人間で うわぁ~ となるが ばあちゃんの若い時の日記の部分あたりから俄然キャラに深みが出てくる 特に扉の開け締めに厳しい理由がわかる所とか 泣かせるなぁ 作中にも描写があるがこれ ばあちゃんと孫息子が美男(元)美女だから成り立ってるお話だよね~ いや美人は得だわ(笑) 続編があるみたい 翻訳されたらすぐ読もう

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2025/11/08

頑固な資産家の85才になるおばあちゃんがペンギンに会うため南極へ。また今まで存在すら知らなかった孫との関係。それらがペンギンと触れ合うことで変わっていく。孫のパトリックも思った以上にいい奴で良かった。 ペンギン日記で、いろんなペンギン事情がわかり勉強になりました。

Posted byブクログ

2025/11/18

やると決めたことはやる、とグイグイ進んでいく主人公に、わりと手を貸す周りの人々。 出てくる人物が皆愛情深い。 イギリスの人たちは他人に干渉しない国民性だと言うが、他人のやることを認める(反対しない)余裕が慈愛の心を生むのだろうと思った。 無関心とも思えるほど他人のことでイライラや...

やると決めたことはやる、とグイグイ進んでいく主人公に、わりと手を貸す周りの人々。 出てくる人物が皆愛情深い。 イギリスの人たちは他人に干渉しない国民性だと言うが、他人のやることを認める(反対しない)余裕が慈愛の心を生むのだろうと思った。 無関心とも思えるほど他人のことでイライラやきもきしたりしない代わりに、心のあいている部分で他人を思いやれるのかもしれない。 我々はあまりに心配事や他人との比較で心を占拠されすぎているのかも。 感想全文 https://west-wing.hateblo.jp/entry/2025/11/02/150410

Posted byブクログ

2025/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

信じられるものが物質的なものしかなかったのだろう。ヴェロニカの心にはハムレットという物語があり、紅茶や陶器があった。彼女は十代前半で、戦争によって親を奪われ、恋人を奪われ、さらには愛する我が子さえ奪われた。愛情を注ぐ相手が一人もいなくなり、のちに結婚した相手でさえ、別の女ばかり目をやって彼女を愛さなかった。彼女は、愛される経験が人より少なく愛したものを奪われることが多かったために、愛することに対して積極的にはなれなかった。それでも、自分の死期を悟ったとき奪われた子供の子供、つまりパトリックの存在に気づき、探し出して遥々会いに行った。家族というものは、見返りを求めずに愛を注ぐ存在だと普遍的に考えられている。彼女は孫から何か愛情が求められる恐怖と戦いながらパトリックに会いに行った。そして、嫌う理由を探して突き放すことにした。彼女の心は愛するより拒絶したほうが楽だった。そんな彼女が南極でテリーという女性と出会い、昔話を語り合ううちに、すべての出来事には何かしらの事情があるのではないかと考えるようになった。そして、自分を追って南極に来た孫と共にペンギンを観察する中で、互いに愛情を確かめ合うことができた。ペンギンを通して、二人は本当の家族になれたのだ。偏屈なおばあちゃんがペンギンに出会って、まるで童心を取り戻したかのように目を輝かせ、うきうきと胸を弾ませる場面が印象的だった。もちろん、孫もペンギンが好きで血のつながりを感じさせる要素だった。ペンギンに心を開いたからこそ、同じように心を開いた者同士で、二人の琴線が触れ合ったのだと思う。心を通わせて話すことで、人はお互いに分かり合える。

Posted byブクログ

2025/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いくつになっても夢を忘れない。 今まで過ごしてきた時間は、輝きに溢れるものではなかったかもしれない。それでも、ヴェロニカは生きていく。そして何かを成すことに、年齢は関係ないと教えてくれる。 頑固なヴェロニカ。けれど愛らしいペンギンたちを前にして優しく賢きおばあちゃまへと変化していく。ペンギンがヴェロニカに与えたものは、かけがえのないものだろう。 そしてぎこちなかったパトリックとの関係性も、徐々に祖母と孫そのものになっていく。 ヴェロニカが、パトリックが南極に行かなければ得ることのできなかった関係性ではないだろうか。 そしてテリーのブログが最高に面白い! ペンギンの可愛さが伝わってくる。 もしもSNSで見かけたらすぐフォローしてしまいそうでした。実際にあればいいのに…。

Posted byブクログ

2025/09/16

先読みキャンペーンで読了。 ペンギンが好きなら読みましょう。 おばあちゃんと孫から元気と勇気をもらえます。

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