HACK の商品レビュー
橘玲先生の小説。 ゼロデイのスパイウェアとか怖すぎ。ハックしちゃう人は神みたいな気持ちになるのかな。 それにしても、アジア的には日本はすでに古き良き田舎の大国なんだろうな。良くも悪くも極東の島国。アジアでは明治維新で先んじたけど、150余年。アジアで大きな変化が始まっても、イマイ...
橘玲先生の小説。 ゼロデイのスパイウェアとか怖すぎ。ハックしちゃう人は神みたいな気持ちになるのかな。 それにしても、アジア的には日本はすでに古き良き田舎の大国なんだろうな。良くも悪くも極東の島国。アジアでは明治維新で先んじたけど、150余年。アジアで大きな変化が始まっても、イマイチその流れが感じにくいのかも。僕はそんなに世界を旅したことはないけど、10数年前に上海行った時は、既に日本を超える都会な感じがして、無数の中国人に対して、日本のことなんか何も考えて無いし、考える必要もないよな、と思った事を思い出した。
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※このレビューにはネタバレを含みます
橘先生の小説はいずれも読んでいますが、今作もとてもリアルで面白いです。 バンコクの生活のことやサイバーのこと、金融のこと、時事のこと、公安のこと、特殊詐欺のこと、北朝鮮のこと、、相当下調べし、足で調べ、取材して書いてくれているなと感じました。リアリティがとてもあり、自分もその場にいるような感覚です。本書を読むだけでもかなり専門的な知識を得ることができると思います。 過去作で登場した人物の登場もファンにとっては嬉しいです。 樹生みたいに仮想通貨で一儲けして、海外に行ってフラフラしてる青年は結構いそうだなあと思った。 話の展開自体は過去作と似たような感じではあるかも。咲桜のモデルはいるのかな?わからず。 バンコクに行きたくなりました。
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面白い!著者の過去作『マネーロンダリング』『タックスヘイブン』が令和版にバージョンアップ。時代は幾度となく移り変わり、今やマネロンの最先端は暗号資産に。その手法の描写のリアリティを徹底追求した時点で大半の読者が振り落とされそうなのに、さらにプロットが現実世界を取り込みながら(刊行...
面白い!著者の過去作『マネーロンダリング』『タックスヘイブン』が令和版にバージョンアップ。時代は幾度となく移り変わり、今やマネロンの最先端は暗号資産に。その手法の描写のリアリティを徹底追求した時点で大半の読者が振り落とされそうなのに、さらにプロットが現実世界を取り込みながら(刊行までのスピード感も凄まじい)二重三重に練られているのだから読むのには相応の集中力を要する。まさに読書の醍醐味。IT小説であり金融小説でありスパイ小説でもある。著者が蓄えてきたパワーが存分に発揮された傑作。
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前作「マネーロンダリング」が大好きだったので期待して読んだ。内容は違えど同じ雰囲気を醸した作品で大満足。現実と距離を置き感情の上下は少ないんだけど、ロマンティストな主人公の冒険譚。今より少し未来感のあるストーリーが面白い。
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暗号資産の利益が雑収入扱いになり、日本国内では60%の税金。海外に移住すると税金なしに法改正があり、バンコクでふらふらと退屈に暮らす若者が主人公。 カンボジアにある北朝鮮が運営する詐欺集団に挑む。 面白い
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