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絶縁病棟 の商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

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2025/11/30

安定の面白さ 周りからは幸せと思われても、辛い。検査しても悪いところは見つからない。そんな3人が神田川病院でキワミ先生と出会い、キワミ先生は、不思議な聴診器を通して、患者の心の中の問題を探っていく。そして、手書きの処方箋。題名の絶縁は、自分に害を及ぼすものは切っていくというもの。...

安定の面白さ 周りからは幸せと思われても、辛い。検査しても悪いところは見つからない。そんな3人が神田川病院でキワミ先生と出会い、キワミ先生は、不思議な聴診器を通して、患者の心の中の問題を探っていく。そして、手書きの処方箋。題名の絶縁は、自分に害を及ぼすものは切っていくというもの。もしかしたら私にも切るべき縁があるのかもしれない。それを切れば、肩こりが治るかもと思いました。

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2025/11/21

身近な人の言動にじりじりと苦しめられ、謎の不調に悩ませられ病院を訪れる3人の女性たちの話。 最後話は、途中までなんて恵まれている環境なんだろうと思いつつ読み進めてたが、旦那さんや旦那さんの家族の本性が見えたらゾッとした。こんな経験したら人間不信になりそう。

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2025/11/19

シリーズの中で一番面白かったかも。 結局体の不調は心(精神的なもの)からくるということが分かる。 「寄生虫」はひたすら嫌な家族だなあと思ったけれど、最後ハッピーエンドで良かったです。 「思いやり家族」はもはやホラーです。旦那&旦那の家族怖すぎる。早く静歌逃げて!とハラハラしました...

シリーズの中で一番面白かったかも。 結局体の不調は心(精神的なもの)からくるということが分かる。 「寄生虫」はひたすら嫌な家族だなあと思ったけれど、最後ハッピーエンドで良かったです。 「思いやり家族」はもはやホラーです。旦那&旦那の家族怖すぎる。早く静歌逃げて!とハラハラしました。

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2025/11/19

病棟シリーズ4冊め。今回は心の声を聞く不思議な聴診器を使うのは55歳のアルバイト女医桐ヶ谷キワミ。そして、診察に訪れたのは胃痛に悩む71歳女性、酷い眩暈の37歳ネイル経営者女性、肩こりに悩む29歳新婚主婦。検査の結果はすこぶる健康で異状なし。キワミは不思議な聴診器で患者の声を聞き...

病棟シリーズ4冊め。今回は心の声を聞く不思議な聴診器を使うのは55歳のアルバイト女医桐ヶ谷キワミ。そして、診察に訪れたのは胃痛に悩む71歳女性、酷い眩暈の37歳ネイル経営者女性、肩こりに悩む29歳新婚主婦。検査の結果はすこぶる健康で異状なし。キワミは不思議な聴診器で患者の声を聞き、それぞれ隣家の男によるストーカー行為による男性アレルギー、親族が寄ってたかる寄生虫、夫の両親による異常な干渉による慈悲的差別被害者病と診断し対処法を処方箋に書いて渡す。共通するのは絶縁しろと。人との関わりは難しいと感じた。

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2025/11/17

切るべきなのは病巣でなく人間関係!  神田川病院の桐ヶ谷キワミ医師は三回の離婚で人生を考え直し、趣味を謳歌しながらアルバイトとして働いている。ある日、外来を訪れた七十代の患者・熊野佐奈枝は、女性医師が担当でないと嫌だと言う。「いい歳をして自意識過剰だ」と鼻で笑う部長に“時代遅れ”...

切るべきなのは病巣でなく人間関係!  神田川病院の桐ヶ谷キワミ医師は三回の離婚で人生を考え直し、趣味を謳歌しながらアルバイトとして働いている。ある日、外来を訪れた七十代の患者・熊野佐奈枝は、女性医師が担当でないと嫌だと言う。「いい歳をして自意識過剰だ」と鼻で笑う部長に“時代遅れ”だと反論するキワミ。部長から譲り受けた聴診器を使うと、佐奈枝の体調不良の意外な原因が明らかに・・・・・・!?裕福なネイルサロン経営者、夫の両親が建てた家で家事のサポートも受けて暮らす会社員。人から羨まれるような人生を送る女性たちの“見えざる不調”の理由とは。大反響「病棟」シリーズ第四弾。(e-hon)

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2025/11/16

シリーズものだったー!既刊を読んでいなくとも大丈夫です。読んでいたらもっと面白かったのかも、と本作のメイン・キワミ先生をもう少し知りたかったとの思いもあって★5寄りの4.5。 見えざる不調の原因は人間関係。 思い当たる節が多すぎて思わず手に取ってしまいました。簡単に切除できない...

シリーズものだったー!既刊を読んでいなくとも大丈夫です。読んでいたらもっと面白かったのかも、と本作のメイン・キワミ先生をもう少し知りたかったとの思いもあって★5寄りの4.5。 見えざる不調の原因は人間関係。 思い当たる節が多すぎて思わず手に取ってしまいました。簡単に切除できないんだけど根深い病巣。本作と並行してアドラー心理学の『嫌われる勇気』も読んでいるのですが、そちらにもほとんどの悩みの原因は人間関係、とありました…。 人は完全に一人きりで生きていくことができないから厄介なんですが、血のつながりがあるというだけで味方とは限らないし、赤の他人でも心底気の合う人はいるし、自分が本当に大切にすべきは自分だという基本を見誤らず心地好い人間関係を築いていきたいものだと思いました…。

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2025/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きな病棟シリーズ。どの章も、絶縁したくなる主人公に共感できて一気読み。3章はもはやサスペンス。家族が無事逃げられたことに安堵。

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2025/11/13

病棟シリーズ4作目。やっぱり面白いなぁ。 見えざる不調は人間関係。切るべきものは病巣ではなく、人間関係。 ここまでキッパリ言ってもらえるとすっきりする。 なんとなく良くないと思っていても、冷たい人と思われるんじゃないか、仕返しされるんじゃないかと人間関係を切るのは難しい。 でも、...

病棟シリーズ4作目。やっぱり面白いなぁ。 見えざる不調は人間関係。切るべきものは病巣ではなく、人間関係。 ここまでキッパリ言ってもらえるとすっきりする。 なんとなく良くないと思っていても、冷たい人と思われるんじゃないか、仕返しされるんじゃないかと人間関係を切るのは難しい。 でも、思い切った後の身軽さはちょっと羨ましいくらい。 数年前にゆるく年賀状仕舞いしたけど、年末が近づいてもプレッシャーを感じなくてすむようになった。 「こうあらねばならない」から解放されるのはいいなぁ。

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2025/11/09

垣谷美雨さんの作品の読了後は、いつもスカッとした気持ちになる。 病棟シリーズは、ちょっとファンタジーっぽい要素もあるけど、垣谷美雨さんのリアリティある世界観、現代の問題を映し出していて、かつテンポよく、最後は清涼感とは違うかもしれないけど、悪者を倒した達成感みたいな感覚がある。 ...

垣谷美雨さんの作品の読了後は、いつもスカッとした気持ちになる。 病棟シリーズは、ちょっとファンタジーっぽい要素もあるけど、垣谷美雨さんのリアリティある世界観、現代の問題を映し出していて、かつテンポよく、最後は清涼感とは違うかもしれないけど、悪者を倒した達成感みたいな感覚がある。 あとラストにもう1章、桐ヶ谷キワミ医師の章が欲しかったような…あれ、次作に続く感じ?次作もキワミ先生の話?

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2025/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

病棟シリーズ第4弾 今回もスカッとした。 第1章「女三界に家なし」 熊野佐奈枝 71歳が主人公。 症状は胃痛と吐き気、そして目眩。 所見では悪いところはないとのこと。 医師・桐ヶ谷キワミは 渡された聴診器で診察をすると 驚いたことに患者の心の内が見える。 第二章 「寄生虫」 山口真澄 37歳 倦怠感と目眩に悩まされる。 ネイルサロンを3店舗経営する社長。 第三章 「思いやり家族」 江頭静歌 29歳 肩こりがひどく受診。 人も羨む生活をするが。 いくつになっても悩みは尽きない。 他人が羨む生活でさえ本人は体調不良をおこすこともある。 看護師・秋吉麻衣子 29歳  子供の頃から母親に洗脳されていたと言う。 彼女が第二章の患者、真澄にかけた言葉。 P173 〈私がいちばん大切なのはお母さんじゃなくて私だよ〉 患者全員に届くおまじないではないかな。 読者の私にも。 「自分を大切に」 少し怖いキワミ先生からも言われた気がする。

Posted byブクログ