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百年文通 の商品レビュー

4.5

9件のお客様レビュー

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2025/11/27

こういう設定はよくあるらしいけど、目新しく見えた。感染症あり、スマホありと内容が散漫っぽく脱線しつつあったが面白く読めた。映像化でバエそうな感じ。

Posted byブクログ

2025/11/26

▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00560701

Posted byブクログ

2025/11/24

あれ? 途中に入る文章の意味が分からなかった? もう一回読み直して見ますね。 タイムリープは 歴史を変えないよう努力するもの かと思っていた 先入観が覆った。 読了は面白かったけど。 もう一度読まないと、、

Posted byブクログ

2025/11/24

伴名練については、アンソロジストのイメージが強かった。しかし、「ifの世界線 改変歴史SFアンソロジー」に収載の「二〇〇〇一周目のジャンヌ」では、時間SFのジャンルで素晴らしい手腕を持つSF作家ではないかと感じていた。また、「なめらかな・・・」に収載の「美亜羽へ贈る拳銃」は題名か...

伴名練については、アンソロジストのイメージが強かった。しかし、「ifの世界線 改変歴史SFアンソロジー」に収載の「二〇〇〇一周目のジャンヌ」では、時間SFのジャンルで素晴らしい手腕を持つSF作家ではないかと感じていた。また、「なめらかな・・・」に収載の「美亜羽へ贈る拳銃」は題名から見ても明らかに梶尾真治の「美亜へ贈る真珠」を意識している。私の敬愛するSF作家の梶尾真治をオマージュしているのは好印象だ。 今回、「なめらかな・・・」以降、久々の単行本が発売された。15歳の小櫛一琉が100年前の大正時代に生きる14歳の日向静と時空を超えて実物の手紙を交換するというストーリー。手紙の交換で生命の危機を回避するという観点では、梶尾真治の「未来の思い出 白鳥山奇譚」と基本的に同じなので、伴名練はこの作品でも私と同じカジシン・ファンと断言できる。また時折、太字で超未来の通信が挟まれるのが王道の時間SFらしくて心地良かった。さらに、あとがきで時間SF関連の書籍をもれなく紹介しており、時間SFマニアとしてはとても役に立つ。これまで読み忘れた作品をこのあとがきで回収できそうだ。さらにさらに、巻末付録として「時間SFガイド20 (2010~2025)」が付いており、とても良心的だ。時間SF大好き人間は、この本を絶対に買うべきだ。強力推奨!伴名練は日本における時間SFの第一人者に名乗りを上げた。 日向静のお姉さんの日向寿々が時々二人の文通を邪魔する行動を取るが、話が進むにつれて、もしかしたら寿々は未来人ではないかと深読みしてしまった。小櫛一琉の妹の美頼もあやしい。

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2025/11/21

連載がコミック百合姫だけあって、文通百合作品。 机の中で文通で時代が行き来するSF。 巻末のSF解説も読み応えあり。

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2025/10/30

ベストSFですでに読了済みなので、今回は再読の形になりましたが、相変わらず百合作品としのクオリティが非常に高く大満足(できればイラストも収録してほしかったですが)。加筆分については、SFとしてグッと深みが増した印象ですが、若干ノイズに感じなくもないので、正直なくても良かったかな。...

ベストSFですでに読了済みなので、今回は再読の形になりましたが、相変わらず百合作品としのクオリティが非常に高く大満足(できればイラストも収録してほしかったですが)。加筆分については、SFとしてグッと深みが増した印象ですが、若干ノイズに感じなくもないので、正直なくても良かったかな。 とはいえ一番の注目ポイントは、名アンソロジストとしての側面も持つ作者による「あとがき」と「時間SFガイド」でしょう。興味ある作品も多く、手に取りたくなりました。作品にかけるわけではないですが、このリストが後世に引き継がれ、また新たな時間SFの名作が生まれていったら理想的ですね。

Posted byブクログ

2025/10/22

古い洋館の書斎の机の引き出しで、百年前の少女の静と文通する一琉。静の姉やちょっとややこしい関係になっている一琉の妹が関わって来たり、大正時代のスペイン風邪の流行、現代でのコロナの流行などが絡んでくる。この小説の面白いところは、悲劇になったり悲しいことになったりせずに、あっけらかん...

古い洋館の書斎の机の引き出しで、百年前の少女の静と文通する一琉。静の姉やちょっとややこしい関係になっている一琉の妹が関わって来たり、大正時代のスペイン風邪の流行、現代でのコロナの流行などが絡んでくる。この小説の面白いところは、悲劇になったり悲しいことになったりせずに、あっけらかんとした結末になることだろう。ほうほう、こう来ましたかという感じ。

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2025/09/21

〈でも、引き出しの中は空っぽではなかった。桜の花を思わせる薄桃色の、折り畳まれた紙が一枚、落とし物のようにぽつんと収まっていた〉  弱小芸能事務所に所属する中学三年生の小櫛一琉が、以前に撮影用にスタジオとして使った旧家の机の引き出しから見つけたのは、宛先の無い大正時代に書かれた手...

〈でも、引き出しの中は空っぽではなかった。桜の花を思わせる薄桃色の、折り畳まれた紙が一枚、落とし物のようにぽつんと収まっていた〉  弱小芸能事務所に所属する中学三年生の小櫛一琉が、以前に撮影用にスタジオとして使った旧家の机の引き出しから見つけたのは、宛先の無い大正時代に書かれた手紙だった。『日向静』という女性の筆によるその手紙は、過去から未来へと時間をこえて、一琉に届いたものらしい。引き出しを介して行われる百年の時を隔てた文通。ふたりは仲を深めていくが、百年前に起こったある大きな出来事によって事態は一変していく――。  静かに、心地の良い余韻が残るラストがとても素敵な一冊です。手紙を通して、互いのことを知り、そして悲劇的な運命と対峙していくことになる一琉と(心情は描かれませんが)静の関係性も魅力的ですが、ひょんなことから芸能界で成功してしまった妹とのぎこちなかった関係の雪が融けていく様子も印象に残りました。そして作品とは別に本書には、時間SFの様々な作品について語ってくれる『あとがき』と『ブックガイド』が添えられていて、こちらの内容も濃密で、新たな読書のすすめとして、とても楽しい内容になっています。

Posted byブクログ

2025/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久方ぶりの新作でワクワクしながら読んだ。 新型コロナウイルスが猛威を振るった連載当時に読んだらさらに心にくるものがあったのだろうなと思う。

Posted byブクログ