桃井ナースがお邪魔します の商品レビュー
今作は訪問看護師の物語。 看護師の仕事はとても大変だけど、それが訪問看護師となると別の苦労もありそう。 他人の家庭に入っていき、その場で様々な判断をしなくてはいけない。私が知っている訪問看護は2人1組でされていたけど、一人で…は怖いなと思った。 主人公の由乃は「家の怪異」が見え...
今作は訪問看護師の物語。 看護師の仕事はとても大変だけど、それが訪問看護師となると別の苦労もありそう。 他人の家庭に入っていき、その場で様々な判断をしなくてはいけない。私が知っている訪問看護は2人1組でされていたけど、一人で…は怖いなと思った。 主人公の由乃は「家の怪異」が見える能力をもっている。患者さんの身体状態だけでなく、メンタルも含めて見抜けるのだからすごい。 患者さん本人はもちろん、介護者も由乃みたいな看護師が救ってくれたらいいなと思う。
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訪問介護士ですかぁ。今度は家の怪異が見える。 主人公自身の父親の介護に関わるところとか、母親・姉との関係性は何か参考になる、という訳ではないけど、遠くない将来に自分にも知恵として残りました。合コンの相手とのデートで何かありそうなことを匂わしてましたね。最初からシリーズ化構想?
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『ナースの卯月に視えるもの』でデビューした秋谷りんこさんの作品。 訪問看護師2年目の桃井 由乃は、利用者さんの家にある怪異を見つける力がある。それは人の心が怪異として現れるという。 外見からは分かりづらい利用者さんの異変に気付き、そこで、、、 病院勤務の看護師とは、また異なる対...
『ナースの卯月に視えるもの』でデビューした秋谷りんこさんの作品。 訪問看護師2年目の桃井 由乃は、利用者さんの家にある怪異を見つける力がある。それは人の心が怪異として現れるという。 外見からは分かりづらい利用者さんの異変に気付き、そこで、、、 病院勤務の看護師とは、また異なる対応が求められるなど、難しい所も多いですね。 ・心の穴を埋めるには ・一緒にいるために ・たとえ忘れてしまっても ・家族だけど ・明日へつなぐ 家族は、必ず親の介護をしなければならないのか? 訪問看護師としても、人としても、思い悩む日々。 でも、少しづつ前を向いて一歩一歩進んでいくのが、大切なんですね。
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訪問看護師が様々な家庭の看護・介護の実情を家の怪異というかたちで感じ取り、解消のために奔走するなかで、自分の両親の看護・介護とも向き合うお話。 私自身も両親の看護・介護は他人事じゃないんだけど、今までは考えるのを避けてきたんだと思う。 でも近い将来必ず起こる現実なんだよなぁと頭が痛くなってしまった。ある意味今この作品に出会えたのは何かの啓示と捉えて、自分でもいろいろ調べてみたいと思う。 物語の主人公である桃井看護師は暗い幼少期を過ごしながらも(だからこそなのかもだが)明るく、他人の心の機微に敏い女性で、いつでも看護対象やその家族にとって一番良いことは何なのかを考える心優しい人物だから好感が持てる。そんな彼女の周りを囲む同僚や友人もいい人たちばかりで、自然と読んでいる我々の心を癒してくれるだろう。 ……正直暗い幼少期を送ってたからとはいえ、ちょっと環境に恵まれ過ぎてやしないかと思うが、そういうのとは正反対の現実から逃れたいから読んでいるので問題ないな! 年老いた家族な看護・介護問題という現実に向き合うと同時に、温かい職場・人間関係という現実にないものに触れられて2つの意味で涙が出ますよ……
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『問題点にはすぐに目がいく。良くない検査値、改善すべき生活習慣、不安定な人間関係、処置や手技の方法••••••できていないことはすぐに気がつく。 だからこそ、意識して利用者さんやご家族がちゃんとできているところ、頑張っているところをしっかり見つけて、プラスのフィードバックをし、信頼関係を作っていかなければならないのだ。』 この言葉にはっとした。 異常の早期発見は 助けられる命が増えるかもしれないし 障害や後遺症を残す可能性を減らせるから 医療知識や経験が増える程 最悪の可能性を考えながら看護師してる。 でもそれだけじゃ駄目だと思う。 こんな時に看護学生の時の 看護学概論の授業を思い出すなぁ。 「病気で弱ってる時に看護をさせてもらっている。 本当は家族にも見せたくないかもしれないのに、 赤の他人の私たちは関わらせてもらっている。」
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訪問看護師のお話は、自分も両親の介護を担っている立場なのでとても興味深く読みました。利用者が困っていることに真剣に向き合って考えてくれる。そんな介護・看護のプロがいてくれるのは本当に心強いです。家族だから負担をすべて引き受けなくてもいいと、まさに私が言ってほしいことでした。きっと...
訪問看護師のお話は、自分も両親の介護を担っている立場なのでとても興味深く読みました。利用者が困っていることに真剣に向き合って考えてくれる。そんな介護・看護のプロがいてくれるのは本当に心強いです。家族だから負担をすべて引き受けなくてもいいと、まさに私が言ってほしいことでした。きっと読んで勇気づけられる人がいると思います。私の家にも怪異が現れているかもしれません。それが消えるよう、今の生活を見つめ一歩を踏み出したいです。
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「ナースの卯月に視えるもの」の作者の最新作。 元看護士の描く物語は面白いだけではなく、訪問介護について勉強にもなる。 そしてこの物語を通して誰かに頼ることは悪くないと思えるようになった。
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すごくいい本でした。 訪問看護のことが少し知りたいと思って読み始めましたが、まさか家族との関係を改めて考えさせられる深い一冊だとは思いませんでした。 私はこの本にこのタイミングで出会えてたことに感謝をしています。 私自身の生き方を見つめ直すきっかけになりました。
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