国境のエミーリャ(14) の商品レビュー
「国境のエミーリャ」14巻。 だいぶ、感想書いていないけど通読はしてます。とりあえず、14巻の帯にある「東西統一」という言葉に衝撃を受けました。 この作品で「東西統一」となると、それは最終巻。あるいは、そこが近いという事なので。 読んでびっくり、統一しないです。 66話〜69...
「国境のエミーリャ」14巻。 だいぶ、感想書いていないけど通読はしてます。とりあえず、14巻の帯にある「東西統一」という言葉に衝撃を受けました。 この作品で「東西統一」となると、それは最終巻。あるいは、そこが近いという事なので。 読んでびっくり、統一しないです。 66話〜69話の物語のキーになる要素ではあるし、この言葉をどのように国家同士の駆け引きで使用し、エミーリャたちのような一般庶民のことを考えないでいるのか、という証左にはなるとは思うのですが、この作品における「東西統一」という言葉はプロパガンダとしてとにかく強いです。 しかし、今回は画餅となってしまったわけですが、その瞬間を待ち望んでいるのも事実であって、束の間のランデブーはそれなしではあり得なかったことであると思うと、全てを否定しづらい気持ちではあります。 あの恋人同士の特別ではあるけど、何でもない日常。 それが東西という境界で遮られない妨げられない世界がくる日はいつのことか。 こちらの史実で考えると、40年近く先の話。その時の長さを思うと、14巻の帯にある「東西統一」という言葉の衝撃はやはり強烈でした。 要するに、帯にまんまと乗せられて騙されました、やられました。 そういう読書体験をしましたよ、というお話です。販促として優秀。反則気味な気もするけど、やられましたの気持ちがそう思わせます。悔しさを満足が上回っていますね。
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全くの創作かと思ったら実は史実ネタを絶妙に混ぜてくるところが相変わらずうまい。 とはいえ、少しずつ東西融和ムードポイ感じが出てたのにまた反転しそうな雰囲気が… 本当にこの物語の着地点はどこになるんだろうな。
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