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そして少女は加速する の商品レビュー

4.4

27件のお客様レビュー

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2026/05/04

努力が報われず、周りの成功している人を羨ましく思い知らずしらずのうちに傷つけてしまうこともある。 私も自分で自分の機嫌をとり、いつも機嫌よく生きていけるよう努力しようと思う。

Posted byブクログ

2026/04/24

陸上強豪校の女子部員達目線で語られる部活動青春譚。 自分は運動が嫌いだった。走るのは特に嫌い。マラソンなんてもっての外でマラソンシーズンの体育の授業は憂鬱だった。運動部なんてとんでもない。陸上部なんてどういう理由で入部するんだろう、理解出来ないと思っていた。根本的に自分とは違う人...

陸上強豪校の女子部員達目線で語られる部活動青春譚。 自分は運動が嫌いだった。走るのは特に嫌い。マラソンなんてもっての外でマラソンシーズンの体育の授業は憂鬱だった。運動部なんてとんでもない。陸上部なんてどういう理由で入部するんだろう、理解出来ないと思っていた。根本的に自分とは違う人達なんだろうなと。作中では強豪校故にか才ある子達が集っていた。小さな頃から足が速いと褒めそやされて来た子達。なるほど、輝く素質があったから走るのが好きになり陸上という競技にのめり込んで行くんだなと得心が行った。 走るのは嫌いだ。でも陸上競技を見るのは好きだ。この上なくシンプルな勝負。故に鮮烈。特に短距離走は僅かな時間、圧倒的な速さで駆け抜けて行く姿に強烈に目を奪われる。速い奴が強い。そして作中で知ったのだが、この事実は覆らないのだそうだ。概ね前情報通り順当に勝負がつく。番狂わせはない。そんな世界で登場人物達はコンマ秒を削る為に死力を尽くす。全力で喜び、悔し涙を流す。狂気じみた魅力があり、自分にも素質があったのなら、陸上の世界に足を踏み入れていた可能性もあったかも知れないなと思えた。 最後のリレーは映像が浮かぶようでこちらまでドキドキした。 静けさの中で告げられるオンユアマークの号令、持ち上げられる腰、乾いた空砲、チャチャチャというスパイクがグラウンドを噛む音。Audibleでやや激しめのエクササイズしながら聞いていたのが相乗効果を産んだのかも知れないが、緊迫感や選手の覚醒に鳥肌が立った。 たくさんのキャラクターが登場し、主要人物達には良くないところもあったものの、部活動を通して誰しもに成長が感じられたのが良かった。特に理不尽に屈しなかったアカネとそのアカネを認めてリーダーシップを発揮出来たサキの印象が強く残っている。

Posted byブクログ

2026/04/07

りくじょ!! 嘘くさくない程よい強豪校のリアルな感じがとっても良かった。 先輩部長の2人がカッコいい!

Posted byブクログ

2026/04/05

高幡高校陸上部ショートスプリント女子それぞれの物語。一人ずつ、しっかりとスポットを当てて成長していく様は、読んでいてワクワクしました。 先輩後輩、同級生、親友、幼馴染、色々と感情が絡み合って、高校生活での苦悩も読み取れました。 春谷部長が作る陸上部の、その後を読みたいです!そして...

高幡高校陸上部ショートスプリント女子それぞれの物語。一人ずつ、しっかりとスポットを当てて成長していく様は、読んでいてワクワクしました。 先輩後輩、同級生、親友、幼馴染、色々と感情が絡み合って、高校生活での苦悩も読み取れました。 春谷部長が作る陸上部の、その後を読みたいです!そして、エンジェル先輩と夏目結愛さんが❤️だったら…。

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2026/02/09

高校女子陸上部の4継リレーチームの熱い闘いを描いた青春陸上物語である。 2部構成になっていて、1部は個々の経歴とそれぞれが抱えている悩みが中心。 2部では、さまざまな障害を克服して一丸となって挑むインターハイ出場である。 たった「一瞬」で勝敗は決まる。 それだけに万全の体力と...

高校女子陸上部の4継リレーチームの熱い闘いを描いた青春陸上物語である。 2部構成になっていて、1部は個々の経歴とそれぞれが抱えている悩みが中心。 2部では、さまざまな障害を克服して一丸となって挑むインターハイ出場である。 たった「一瞬」で勝敗は決まる。 それだけに万全の体力と精神力で臨まなければならないというのは、凄いことだと思う。 陸上競技は運だけでは勝てないスポーツだというのがよくわかる。 結果が数字ではっきり出るという無慈悲なスポーツでもある。 上手くいかずに悩み踠きながらそれでも彼女たちは走る。 秒単位の結果の先の最高を味わうために闘う彼女たちはとても輝いていた。

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2026/01/19

 宮田珠己(たまき)さん初読です。紀行エッセイを多く手がけている男性作家なのですね。本作は、陸上競技の4継(4×100mリレー)に賭ける普通の女子高生の群像劇です。  470ページの分厚さを感じさず、読みやすさと濃密さが詰まっていました。5人の部員が順に語り部を繰り返し、4継の...

 宮田珠己(たまき)さん初読です。紀行エッセイを多く手がけている男性作家なのですね。本作は、陸上競技の4継(4×100mリレー)に賭ける普通の女子高生の群像劇です。  470ページの分厚さを感じさず、読みやすさと濃密さが詰まっていました。5人の部員が順に語り部を繰り返し、4継のバトンをつなぐように物語が展開します。大きく2部に分かれ、それぞれ季節の移り変わりのように4章構成となっています。  1部は5人それぞれの悩みや葛藤を中心に、不安と心の揺れが描かれます。記録更新できない苛立ち、妬みや羨望、メンバー争い、指導法や規則への反感、プレッシャーとストレス、学業や恋愛…まさしく青春ど真ん中! 宮田さん、個性の書き分けや多感な乙女心の微妙な心理描写がお上手です。  2部の展開は大体想像できるかと思います。バラバラだったメンバーが徐々にまとまっていきます。レースの疾走感、バトンリレーの緊張感、会場の歓声など、試合の臨場感に手に汗を握りながら完全没入していました。タイトル通りに、読み手も彼女たちとともに加速していきます。  何のために走るのか、なぜ走るのか…。彼女たちが見つけたその意味に、清々しさを覚えました。そういえば、駅伝を扱った物語も多くあり、4継を題材にした作品も何作か思い出しますが、いずれも男子選手を描いていたのではなかった?  内容も含め、そういう意味でも新たな高校陸上競技の代表作に加わる作品だと思いました。

Posted byブクログ

2025/12/30

『そして少女は加速する』は、女子陸上部の4×100mリレーを描いた青春小説。 読んでまず強く残ったのは、バトンパスという一瞬の重さでした。 ほんのわずかな判断ミス、タイミングのズレで、勝利が悪夢に変わる。その現実が、これでもかというほどリアルに突きつけられます。4継で勝利を逃し、...

『そして少女は加速する』は、女子陸上部の4×100mリレーを描いた青春小説。 読んでまず強く残ったのは、バトンパスという一瞬の重さでした。 ほんのわずかな判断ミス、タイミングのズレで、勝利が悪夢に変わる。その現実が、これでもかというほどリアルに突きつけられます。4継で勝利を逃し、どん底に落ちたチームが、そこからどう立ち上がるのか。その過程が丁寧で、決して都合よく進まないのが印象的でした。 特に心を打たれたのは、メンバーそれぞれの視点で描かれる感情。走ることへの向き合い方、仲間への思い、プレッシャーや恐怖。そのすべてが、インターハイ出場をかけたレースの「一瞬」に収束していく構成に、自然と感情移入していました。 陸上を知っている人はもちろん、チームスポーツの経験がある人にも刺さる一冊。 「結果は一瞬、でもそこに至るまでの時間は長い」そんな当たり前だけど忘れがちなことを思い出させてくれる本でした。

Posted byブクログ

2025/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イラストレーターの名前は表記されていないが、表紙絵に魅かれて。 ほんの数十秒の勝負に賭けて己を鍛え、成長していく彼らは尊敬せざるを得ない。続編あるのかも。期待。 舞台となる高幡高校の「高幡」は東京都日野市高幡の真言宗智山派別格本山の金剛寺(こんごうじ)、通称「高幡不動尊」のことのようだが、「高幡高校」は日野市にも現実にも存在しない。 なお日野市の架空の学校は、有名な作品に結構登場する。 『ゆりてつ 私立百合ヶ咲女子高鉄道部』の私立百合ヶ咲女子高 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の都立「程久保」高校。 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら』の私立「浅川学園」高校。 『しかのこのこのここしたんたん』の「都立日野南高校」

Posted byブクログ

2025/12/15

高校女子陸上部を舞台にした群像劇。『一般的に、陸上競技は番狂わせが起こりづらい』などと書いておきながら、物語では大舞台で突然『覚醒』して急に速く走る人がいたのはご都合主義に感じられて残念。みんなキャラが立ってて良かったけど、特にエンジェル先輩と紗良先輩が好き。

Posted byブクログ

2025/12/09

Amazonの紹介より 高幡高校陸上部の4継(4×100mリレー)の女子リレーチームは、バトンのミスによりインターハイ出場を逃していた。傷の癒えぬまま、それでも次の年に向け新メンバーで再始動する。部長としての力不足に悩む水無瀬咲(2年)、チーム最速だが、気持ちの弱さに苦しむ横澤イ...

Amazonの紹介より 高幡高校陸上部の4継(4×100mリレー)の女子リレーチームは、バトンのミスによりインターハイ出場を逃していた。傷の癒えぬまま、それでも次の年に向け新メンバーで再始動する。部長としての力不足に悩む水無瀬咲(2年)、チーム最速だが、気持ちの弱さに苦しむ横澤イブリン(2年)、自分を変えるために、高校から陸上を始めた春谷風香(1年)、なんとしてもリレーメンバーになって全国に行きたい樺山百々羽(1年)、部のルールに従わず、孤独に11秒台を目指す手平あかね(1年)。 そして、ライバルや仲間たち。わずか40秒あまりの闘いのために、少女たちは苦悩し、駆ける――! +++++ 100分の1秒が勝敗を分ける短距離競技は、天国も地獄も紙一重だ。個人競技でありチーム競技でもあるリレーの魅力を、とことんまで描いた!悔しさも、涙も、喜びも、ときめきも全部乗せ!のド直球な青春陸上物語。 高校の女子陸上部による群像劇で、それぞれが抱える苦悩が垣間見えるだけでなく、試合での熱き戦いと駆け抜ける爽快感は、読みやすさも相まって、あっという間でした。 基本的に春香を中心とした構成になっています。 高校から陸上デビューながらも、足が速く、リレー選手にまで選ばれる程です。 ただ、そこにはライバルもいて、みんな優れた脚を兼ね備えています。 一人のパートをじっくりと描くというよりは、ちょこちょこ部員のパートを変えながらなので、そんなに浸ることなくあっという間感はありますが、スムーズに切り替えているので、そんなに違和感なく流れるように読むことができました。 この場面では、この部員はどう思っていたのか。それぞれどんなことを思っていたのか知ることが出来るので、物語に奥行きが出ていました。特に最後の方のリレーでは、三歩進んで二歩下がる方式で、次の場面が気になるのに、別の人の視点に変わって、また遡るので、ちょっと苛立ち感はありましたが、その分、みんなの心理描写が描かれているので、リレーシーンでは物語に深みが出ていました。 部員を深掘りすると、みんな目立っています。表では気張っているけれども、心の中では弱さも垣間見えます。 試合での失敗をどう克服していくのか。試合の失敗は次の試合で打ち勝つ。 時折、試合での結果が表として表示されるのですが、もうみんな速く、僅かの差で準決勝あるいはインターハイ出場の枠に入ることに、厳しさが窺えます。 そして、その結果に揺れる部員達の悔しさや喜びが滲み出ていて、読む側にとっては青春を感じさせてくれます。 試合だけでなく、日々の練習も描かれています。独自の陸上部ルールによって、部員同士の亀裂があったり、嫉妬があったりと読んでいて、部員を取り仕切る部長や先生は大変そうだなと思いつつ、様々な苦悩があって、青春を感じさせてくれます。 色々な思いや苦労がありつつの最後のリレーシーンは胸アツでした。 年が変わるごとに先輩は引退し、後輩が増える。物語では、2年間の活躍を主に描かれていて、読むのがあっという間でしたが、爽快感があって面白かったです。

Posted byブクログ