証言 橋本真也 の商品レビュー
既存のプロレスにおけるお約束をぶっこわすことで ドロドロした生の感情を引き出した先に 本当の闘いを見いだそうとする アントニオ猪木の、いわばリアルアングル路線 それが業界全体のメンタルを鬱状態へと追いやったのだが 棚橋弘至のアンチ闘魂路線によって 結果的には、本当の闘いが生まれた...
既存のプロレスにおけるお約束をぶっこわすことで ドロドロした生の感情を引き出した先に 本当の闘いを見いだそうとする アントニオ猪木の、いわばリアルアングル路線 それが業界全体のメンタルを鬱状態へと追いやったのだが 棚橋弘至のアンチ闘魂路線によって 結果的には、本当の闘いが生まれたと言えるだろう アンチテーゼによって闘魂は継承される そこが橋本真也にはどうしても割り切れなかったというか 全日本プロレスの思想をリング上に取り入れつつも リアルアングル路線を捨て去ることができなかったんだよな 逆に言うと猪木の要求に答えられたのは 橋本の破天荒な性格が唯一だったんである ガチンコへの全振りで一時猪木を全否定した佐山とは そのへん完全にすれ違いだった ジャイアント将棋での対戦は 橋本にずいぶん花を持たせたという意味で片八百長(個人の感想です) 佐山がそれを忘れてしまったのも無理のない話ではありました とはいえ、橋本を叩き潰した小川の暴走スタイルは やはり佐山の影響が大きいと思うんよね タイガーステップでしょアレ
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ZERO-ONE時代のエピソードを読むと、長州や猪木によって抑え込まれていた愛すべき人間性が新日時代は良くも悪くも試合に向かっていたのかな、なんて思ったりもした
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