アザミ の商品レビュー

綾木朱美(著者)

2025/11/10

今風といえば今風。ただ昨今のsnsやAI絡みの小説、あまり心動きません…まぁ、こういうコメントを表明すること自体が作者の思う壺なのか笑

2025/11/09

SNSの投稿にハマっていく30歳独身女性の話
私自身はSNSの投稿をすることはほとんどないので、なかなか感情移入しにくかったが、SNSにハマっていくのは今どきは普通なのだろう
見知らぬアイドルの不祥事について、擁護派と追及派に分かれて何万件の議論がされる
そこに既にアイドル本人への思いはなく、自分の鬱憤の晴らし場所になってるのだろうか？

2025/10/18

芸能人のSNSの炎上をネット上で傍観するアザミ視点の物語ってことでいいのかな？もうちょっと色々あった気もするが…

アザミの思考を表現する文章が新鮮だった。夢の中？の話は理解できなかったけど…
ネットニュースをコメントだけ読む、とかSNSのトップに知らない人のアカウントが出てくるとか…現代的な話で親近感は湧いた。

ただ、読み終わった後の読了感はあまりない…すんなり終わってしまったなという印象、そういうのを狙った小説ではないと思うけれど…

2025/10/16

●読前#アザミ
最近、SNS，特にXでの誹謗中傷や炎上、加えて、推し、ファンダム経済など、似たような視点の小説が今が旬のように出版されて、そろそろ鮮度が落ち始めていると感じる。新人文学賞受賞作だし、旬の内容だし、読むなら今かなと思うので読んでみたい
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●読後#アザミ
ストーリー的には、今が旬で他にもいろいろ読んだSNS炎上系だったので、それほどおもしろさは感じることはできなかった。だが、主人公アザミの個性表現や繊細な情景描写などの文章力には類稀な感性を感じたので、次の作品はぜひとも読んでみたい
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2025/10/13

アザミの淡々とした日常の中にある不協和音。
同じひとを嫌いになってみよう。
何かしらの出来事をきっかけに、その事象について知ろうと思う、でも愛憎など強い感情はない。けれど気づくとそのことに関するものを、ずっと読んでしまう。こういう現象、名前は存在しているのでしょうか。
印象的だった文は「いまを生きるすべての人間が寄る辺のない海で泳ぎながらただよいながら海面に顔を出して呼吸している。ときどきは溺れる。助かるときもあれば沈んで浮かび上がらないこともある。誰も天使のようには生きられない。」です。
ときどき溺れて、助かるひとと助からないひとの違いは何なのでしょうか。この世を生きる人々はみな溺れそうになっているとわたしは思います。

2025/09/27

読み終えての満足感がない。

奇抜な表紙デザインや帯の文言で｢やや奇抜そうな小説｣という先入観を持ってしまったのもあるかもしれない。
故に読了中物足りなさを感じ続け、そのまま最後まで。

目の前にあるものを見て、それを評価する。
SNSがはびこるこの社会で、名前に限らず物事の信ぴょう性や、自分の軸がどうあるべきかをシンプルな結果でまとめてくれる本でした。

ちょくちょく挟んでくるネット記事や、夢の中のような謎の部分はネットに依存しすぎた我々の、現実から剥離した様子を表現しているのでしょうか？
もしくは校閲の仕事と絡めているだけ？
意図が分かりませんがあえて理由をつけるなら、そのように推測します。

言い回しが独特で、名言のようで面白い。
そしてそれが多すぎて読みにくい、勿体ない。

SNSでミカエル楓のアンチを漁るシーンはもっと気迫や緊張感が欲しい。
特に実際に書き込みをするシーン。

主人公の物の見方が変わった事を証明する役割を担ったミカエル楓の存在感が薄い。

二日酔いの電車のシーンは好き。

2025/09/20

ネットニュースのコメント欄を題材にした作品でした。
ネットニュースに重きをおいているのは初めてで、新鮮な気持ちでよめました！
わたしは、ネットニュースにコメントは書いたことはないけれど、コメントを見て、ちょっとニュースの見方の受け取り方が変わるのはあるかもーーー。とおもいました。