ダイダラ(2) の商品レビュー
孤独を埋める仲間との日々。ここで埋まった喪失が、埋めてくれた人たちが奪われたり、離れたり、裏切られたりして、大太郎の孤独がより深い闇の中へ堕ちてゆくのかしら、なんて黒いことを考えてしまう。 先々の展開をなんとなく予想しながら読むのですが、ついつい暗黒面を想像してしまうのは、自分の...
孤独を埋める仲間との日々。ここで埋まった喪失が、埋めてくれた人たちが奪われたり、離れたり、裏切られたりして、大太郎の孤独がより深い闇の中へ堕ちてゆくのかしら、なんて黒いことを考えてしまう。 先々の展開をなんとなく予想しながら読むのですが、ついつい暗黒面を想像してしまうのは、自分の悪い癖であると自覚はしています。 だって、その先の、一寸先の闇を超えた光があるから、あると願っているから物語の魅力になっていると信じているからです。 暗黒面から戻れずに、徒花みたいな立ち位置になってしまって処理される、という展開は、あまり好きではないんだよなぁ。 そんなことを考えながら読んだ「ダイダラ」2巻。今後の展開の爆発に向ける助走をしている最中の2巻です。
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