叱らない時代の指導術 の商品レビュー
叱られて体罰を受け育ってきた世代のパラダイム転換は難しい。 職場が体育会系なので、実に興味深く読んだ。自分の組織に当てはめるとできなそうなことばかりだが、その時点で自分の頭が硬直してしまっているのだろう。 選手が自分で考え主体的に行動できるように。高校野球では慶應義塾や仙台育英。...
叱られて体罰を受け育ってきた世代のパラダイム転換は難しい。 職場が体育会系なので、実に興味深く読んだ。自分の組織に当てはめるとできなそうなことばかりだが、その時点で自分の頭が硬直してしまっているのだろう。 選手が自分で考え主体的に行動できるように。高校野球では慶應義塾や仙台育英。 自分の固いアタマを柔らかくするためにも本書は有用でした。
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子供の面倒(運動の立ち合い)をしていると、 ついつい強い調子で怒ってしまうことがあると思います。 自分も思春期、スポーツをやっていましたが、 監督は鬼監督で、度々殴られてもいました。 そして、自分の中では殴られたこと自体は そこまで否定的な出来事ではなく (怒られたその瞬間はイラ...
子供の面倒(運動の立ち合い)をしていると、 ついつい強い調子で怒ってしまうことがあると思います。 自分も思春期、スポーツをやっていましたが、 監督は鬼監督で、度々殴られてもいました。 そして、自分の中では殴られたこと自体は そこまで否定的な出来事ではなく (怒られたその瞬間はイラっとしているのですが…)、 それに耐え抜いたからこそ今の自分がいる、と考えている自分もいます。 しかし、暴力に対する見解が昔と比べて非常に厳しくなった今、 そんな考え(暴力肯定)はもはや過去の遺物・化石であり、 指導者も親も考えを改めないといけない時代になってきました。 そんなこんなで、何かヒントを貰えたらよいな、 くらいの軽い気持ちで手に取ったこの本ですが、 そこまで期待値が高くなかっただけに、 読んでみたらとても良かったです。 様々なスポーツの監督・コーチが実例として出てくるのですが、 どんなスポーツであっても 重要な原理・原則はそこまで変わらないのかな、 という印象で、学びが多かったです。 自分は、サッカー日本代表の三苫選手の例が 三苫選手の自伝も読んでいたこともあり、 とても参考になりました。 ※VISION 夢を叶える逆算思考 https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/457531806X#comment 他にもひたすら子供たちが”自主的に”自主練をしてくれるのを待ち続ける監督の話や 自分の育成論を考え直すきっかけが スパルタでよい選手を育てたと思っていたら、 意外にも、 ・その後成長していない/スポーツを続けていない/フィジカル的にも成長していない ということに気が付き、自分の育成のやり方を見直した、 という話などが非常に興味深かったです。 ついつい子供に厳しく接してしまう人こそ、 是非読んでもらいたい本ですね。
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心なんてないものとして原因を分析する コーチはなんでそんなに偉そうなの? 自分のやり方ではプロになれなかったから1から野球というものを学び直した 選手との信頼関係が全て 全体通じてのメッセージとしては弱いが、個々に印象深いフレーズが沢山ある。
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少年野球のパパコーチをやっていることと、チームの監督、コーチ陣、一部の保護者の中に、怒鳴る、大声を出す、試合に出さないぞ!と脅迫する、やる気を出せ声を出せと圧をかけ、やる気と声がでないのはお前たちが悪いんだと罪悪感を植え付けるのを横で見ていて、なんとか改善しようと試みるも、指導方...
少年野球のパパコーチをやっていることと、チームの監督、コーチ陣、一部の保護者の中に、怒鳴る、大声を出す、試合に出さないぞ!と脅迫する、やる気を出せ声を出せと圧をかけ、やる気と声がでないのはお前たちが悪いんだと罪悪感を植え付けるのを横で見ていて、なんとか改善しようと試みるも、指導方針やコーチングに関して、指導者と直接話さないと、まったくもって変わらない、というのを痛感していた。 話したところで変わるのか、自分と自分の子どもの居心地が悪くなるのは避けられないだろうな、地元のボランティアで運営されてるチームに期待し過ぎるのも彼らにとって酷だろうな、という感じで、諦めかけている。 本書を読んで勇気づけられたものの、変えるために働きかける気力が出てこないこともないが、すごく頼りないパワーしか湧いて来ず、、、 とはいえ、このままは嫌なので足掻いてみます。
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時代はもの凄いスピードで変わっていってるのにスポーツの世界ではつい最近まで「昭和の感覚」のまま止まっていたようですね。
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何年か前までは、選手に対して厳しくあることが成長に繋がるという考え方から多くの指導者が実践してきた。 しかし、その指導の仕方では選手たちの成長も意欲もストップしてしまうことを感じた指導者たちがたくさんいる。 そういった指導者は過去の過ちを認めて自分も変わろうと変化できる人たちであ...
何年か前までは、選手に対して厳しくあることが成長に繋がるという考え方から多くの指導者が実践してきた。 しかし、その指導の仕方では選手たちの成長も意欲もストップしてしまうことを感じた指導者たちがたくさんいる。 そういった指導者は過去の過ちを認めて自分も変わろうと変化できる人たちである。 そのときの結果ももちろん重要だが、選手たちの成長と進化を考えると、長期的な目線が必要になる。 子どもだけのことを考えるとできるのかもしれないが、そこに親が関わってきたり、クラブの運営を考えたりすると、 長期的な視点での指導をしながら結果を残すことは本当に難しいと思う。
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