昭和史 の商品レビュー

後藤武士(著者)

2025/08/29

大変わかりやすく、読みやすかった。
歴代首相を主語として書かれていること、10年ごとにチャプター分けされてることが分かりやすい要因かと思う。

犬養毅が統制権干犯問題で濱口内閣を攻めていたことや、戦争の因縁となったキーワードの軍部大臣現役武官制、近衛文麿が国家社会主義的な思想をバックボーンとしていたことなど、複雑な戦時下の歩みについて少し理解が進んだ気がする。