軽自動車を作った男 の商品レビュー
スズキと鈴木修は有名だが、大手メーカーと渡り合う実情を知りたく読んでみた。跡取りが急逝した不幸があったものの、かなりの高齢までトップという点も気になっていた。 中興の祖というか、カリスマ経営者そのものだが、数字と人情の両方を兼ね備え、尋常でない行動力、即断即決する凄まじさ、また...
スズキと鈴木修は有名だが、大手メーカーと渡り合う実情を知りたく読んでみた。跡取りが急逝した不幸があったものの、かなりの高齢までトップという点も気になっていた。 中興の祖というか、カリスマ経営者そのものだが、数字と人情の両方を兼ね備え、尋常でない行動力、即断即決する凄まじさ、または周囲は大変だったことがよくわかる。また、ユーモアと明るさは大事ということも身に染みる。 なんとなく、スズキの軽自動車に乗っていて、ビジネス書に興味のあるすべての方にオススメ。
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p54 教師として稼いだお金で、鈴木修は中央大学法学部に入る。1953年に卒業すると、地元の中央相互銀行(現在のあいち銀行)、に入社 p115 ホープ自動車から製造権を獲得して軽四駆ジムニーを商品化してヒット p174 アサヒビール社長だった瀬戸雄三は浜松のスズキ本社を訪れ、鈴木修と接見。その際ワゴンRで訪れた その後鈴木の宴会がすべてスーパードライになった p190 B登録に軽自動車が多いのは、仕入れ値も売値も安い上、軽は市町村への届け出で済み手続きが簡単だから。都道府県への登録が求められる、小型車などの登録車とは異なる p222 アリーナ店 登録者を60台ほど売るという基準 p226 僕は山中先生と木戸なし(アポ無し)で会えた p235 発泡酒は2026/10に増税されて、税優遇はなくばる。これに対し軽自動車税は、15年に増税はされたもののいまでも税優遇は存続し続けている p249 お行儀の悪い売り方 自社登録 販売台数を増やすために、実際には客がいないのに自分名義で届け出してしまう トヨタ社長 渡辺捷昭 電機はだめだ、秋葉原になっているからだよ 流通に問題がある 安売り競争が横行したことはお大きい、製品はコモディティ化し、本来のブランド価値は喪失 p252 軽自動車税は市町村税だ。仮に経の優遇税税制を撤廃し、軽自動車というカテゴリーそのものをなくしてしまうと、市町村の税収が減ってしまう可能性を孕む 地方税であるだけに、ビールをはじめとしとする国税の酒税と違い、財務省主税局の関心がないのは特徴だろう。ただし、総務省は1984年以来の、軽自動車税の増税を虎視眈々と狙い続けていた。
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スズキと修氏の歴史 コストを徹底的に下げて安価で供給する。 資本の入ったディーラー網だけでなく独立系代理店と成長していく。 数字と論理と情を重んじる経営
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スズキをここまで成長させた鈴木修さんがどのような人でどのような事をしてきたのか周囲の人々の証言等を引用しながらまとめられた本。インド市場での成功も資本提携の失敗、アメリカへの左遷などその時々に色々と挑戦、経験してきたからこその結果なのだと感じた。今からでもブレない目標を持って人生...
スズキをここまで成長させた鈴木修さんがどのような人でどのような事をしてきたのか周囲の人々の証言等を引用しながらまとめられた本。インド市場での成功も資本提携の失敗、アメリカへの左遷などその時々に色々と挑戦、経験してきたからこその結果なのだと感じた。今からでもブレない目標を持って人生を生きて生きたいと思う。
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