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禁忌 の商品レビュー

3.1

7件のお客様レビュー

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2025/11/08

うーーーん。確かにのめり込んだ瞬間もあったのだけれど、読み進めるにつれ好みでは無い展開に。 グロテスクレベルは高め! 装丁は好み。

Posted byブクログ

2025/09/27

時代小説のイメージが強い和田はつ子さんだが、これは、1996年に『多重人格殺人』として刊行された作品のタイトルを変更し加筆・訂正した本である。 冒頭の話からいやーな感じが…。 女性、子どもの死体が次々と発見され、しかもその頭から脳が抉り出されているという猟奇殺人を捜査するのが...

時代小説のイメージが強い和田はつ子さんだが、これは、1996年に『多重人格殺人』として刊行された作品のタイトルを変更し加筆・訂正した本である。 冒頭の話からいやーな感じが…。 女性、子どもの死体が次々と発見され、しかもその頭から脳が抉り出されているという猟奇殺人を捜査するのが、水野薫刑事であり被害者のひとりである女性の交際相手の文学人類学者の日下部が、いつのまにか協力してプロファイリングをする。 栃木県、嬰児殺し、間引きと飢饉の関係、神社の子孫、人肉… 衝撃の真実に怖気がする。

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2025/09/01

野方 太田知翔 太田佑一 水野薫子 加藤 稲沢吾郎 佐竹勝利 慎介 結城みちる 橋本明日香 日下部遼 太田行徳 朝倉文丈 三麗 白石まゆみ 岬令子 三橋みどり 浅野信次郎 阿部定 沼田千里 椎名一郎 松本幹男 須田 田中一三 田中石橋 巻田要一 巻田竜平

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2025/08/27

非常に読み辛くて何度も挫折しかけた。 とにかく視点がコロコロ替わるので分かりづらい。 平成初期に出版された作品の加筆。 書かれた時期や設定をみても昭和感満載なのにスマホが出てくるから違和感が凄い。 サイコホラーというか因習や風俗ホラーだな。

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2025/08/16

民俗学や歴史の中で語られるカニバリズムにリアルを感じて、世界観に引き込まれた。本当にこういう儀式や風習が存在した時代があったのかな、と思わされたので調べてみたい。 特に印象的なのは、ここで描かれる食人に対して嫌悪感よりもむしろ尊さを感じたことです。 文化や風習という歴史的背景と...

民俗学や歴史の中で語られるカニバリズムにリアルを感じて、世界観に引き込まれた。本当にこういう儀式や風習が存在した時代があったのかな、と思わされたので調べてみたい。 特に印象的なのは、ここで描かれる食人に対して嫌悪感よりもむしろ尊さを感じたことです。 文化や風習という歴史的背景と、犯人の孤独心や愛に対する執着心が重なって生まれた行為であり、私の中では正当化されてしまった。 食人に対して単にグロい、怖い、ではなく美学を感じさせるのはこの小説ならではだと思う。 日常的な料理の温かく美味しそうな描写によって、犯人による食人描写の生々しさが際立っていた点も良かった。 ただ、個人的には蛇足な部分も多く、もう少し犯人の人格や心情を深く語って欲しかったなと思う。 全体としてはとても面白かったです。

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2025/08/16

時代小説の和田はつ子がホラーで猟奇殺人… 幻のベストセラー… とりあえず興味深いので読んでみた。 仏教、飢饉、堕胎、間引き ある寺に伝わる一子相伝の秘めた儀式… カニバリズムとかあまり興味なくて 仏教にもそんな詳しくないし(꒪⌓︎꒪) 捜査の助っ人「文化人類学」の大学准教授...

時代小説の和田はつ子がホラーで猟奇殺人… 幻のベストセラー… とりあえず興味深いので読んでみた。 仏教、飢饉、堕胎、間引き ある寺に伝わる一子相伝の秘めた儀式… カニバリズムとかあまり興味なくて 仏教にもそんな詳しくないし(꒪⌓︎꒪) 捜査の助っ人「文化人類学」の大学准教授・イケメン日下部先生の講義めいた推測はとても勉強になりました♪︎~(・ε・。) 脳みそを啜り肉を食す… グロそうだけど描写がないので読みやすいです

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2025/07/27

和田はつ子『禁忌』ハルキ文庫。 『多重人格殺人』を加筆・訂正、改題、文庫再刊。 今でこそ時代小説を執筆している和田はつ子であるが、かつては猟奇殺人事件などを題材にしたホラー・ミステリー・サスペンス小説を執筆していたのだ。 親本の『多重人格殺人』は1996年に角川ホラー文庫か...

和田はつ子『禁忌』ハルキ文庫。 『多重人格殺人』を加筆・訂正、改題、文庫再刊。 今でこそ時代小説を執筆している和田はつ子であるが、かつては猟奇殺人事件などを題材にしたホラー・ミステリー・サスペンス小説を執筆していたのだ。 親本の『多重人格殺人』は1996年に角川ホラー文庫から刊行されており、当時は猟奇殺人事件をテーマにしたサイコ・ホラー・ミステリー小説の全盛期であったことを思い出す。既読作ではないかと思ったのだが、どうやら未読のようだった。 この作品が刊行された1996年には、まだスマホが登場していなかったし、不同意性交という言葉も使われていなかったので、これらの描写が加筆されたのだろう。 描かれるのは、若い女性が犠牲になったカニバリズムを示唆するような猟奇殺人事件である。恐ろしく冷たい雰囲気の警視庁捜査一課のキャリア刑事、水野薫が探偵役ではなく、文化人類学者の大学准教授、日下部遼が探偵役を務める。 明言はされていないが、犯人は既に冒頭から登場しており、その犯人の動機と犯人に迫る過程が描かれるのだが、どうにもしっくり来なかった。 恐らく、映画化されたトマス・ハリスのサイコ小説『レッド・ドラゴン』や『羊たちの沈黙』を意識しているのであろうが、そこまでの域には到達していない。 密かにモデルを目指しながら旅行会社に勤務する28歳の結城みちるという女性と幼女の遺体が横浜市、佐野市で次々と発見される。2人の頭からは脳がえぐり出され、手足からは肉がそぎ取られていた。 警視庁捜査一課の肩書きの無いキャリア刑事、水野薫は、最初の被害者となった結城みちるの交際相手である大学准教授の日下部遼の自宅を訪ねる。日下部は文化人類学者であり、水野に協力し、連続猟奇殺人鬼のプロファイリングを行う。 次第に明らかになる犯人の恐ろしい嗜好と正体…… 本体価格720円 ★★★

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