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桜のかき揚げ の商品レビュー

3.5

12件のお客様レビュー

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2025/11/04

一二三(にのまえ ふみ)と姑の一一子(にのまえ いちこ)が、従業員の皐(さつき)と三人で営む「はじめ食堂」のシリーズ、第18弾。 正月から初夏までの、年前半編。 季節。季節がとても大事。 異常気象なのかなんなのか、気候がおかしい中、旬の食材を使って料理で季節感をアピールしたり、イ...

一二三(にのまえ ふみ)と姑の一一子(にのまえ いちこ)が、従業員の皐(さつき)と三人で営む「はじめ食堂」のシリーズ、第18弾。 正月から初夏までの、年前半編。 季節。季節がとても大事。 異常気象なのかなんなのか、気候がおかしい中、旬の食材を使って料理で季節感をアピールしたり、イベントで盛り上げたり。 日本の四季は消えていくのか・・・?・・・四季は消えつつあっても行事は残るのではないか? 世界遺産に認定された日本料理ですが・・・これを伝えていく事はできるのだろうか。 料理とお酒のマリアージュに力を入れている印象。 常連さんはたくさんいるけれど、辰浪康平(たつなみ こうへい)と菊川瑠美(きくかわ るみ)の登場が多い。 特に康平は、はじめ食堂専属の酒一般ソムリエみたいになっている。 常連客の会話を読むだけで、自分も一緒に雑談しているような気分が素敵。 印象に残ったのは、柔道の道場を経営する、稲成正輝(いなり まさき)の離婚騒動。 ついて来てくれるのが当たり前、自分が嬉しい事は妻も嬉しいに違いない。という、悪気のないところが却って始末に追えない「男の勘違い」。 NOを言えなくて、常にモヤモヤしていた女性が、ある日突然爆発する。 男が「いい人」であっても、なぜかそこに気づかない。 これが一番の、男と女の間の溝ではないだろうか。 深い! 【第一話 幻惑のフルコース】 二三の娘の一要(にのまえ かなめ)は、出版社に勤務している。 常連客で料理研究家の菊川瑠美から、コメンテイターでエッセイストの相葉由布(あいば ゆう)を紹介された。すでに食のエッセイ本が人気を博しているが、新しい趣向で、またグルメ本を出したいという 【第二話 おしんこマイラブ】 糠床は奥が深い。同じレシピで作っても、毎日かき回すうちにその人だけの味になる 【第三話 日陰のサラダ】 サラダは単なる付け合わせではないと思う、個人的には。 【第四話 桜のかき揚げ】 お花見の趣向として、一人一話、珍しい話をする。 天ぷらとかき揚げは、桜の花にふさわしい、桜鯛、桜海老。 【第五話 コンソメのふる里】 将棋のことしか考えられない火宅の人であった赤目将大(あかめ まさひろ)は赤目万里(ばんり)の曾祖父にあたる かつて『将棋春秋』の編集部にいた谷山芳次(たにやま よしつぐ)は、無茶苦茶だったけど憎めないその生き様を本にしたいと言う 赤目将大は一子と孝蔵がはじめ食堂をやっていた頃の常連で、注文は必ず、コンソメスープとビールだった はじめ食堂の昔語り、一子は亡き夫の孝蔵(こうぞう)と食堂を切り盛りしていた頃を夢のように思い出す・・・なんだか最終回みたいなラストだった。

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2025/10/23

はじめ食堂の1日が始まり、馴じみのお客さんに料理を出し食事して帰る。いつもの食堂の時間が展開され、時々その中でぬか床の作り方や、ピアノバイオリン、日本の固典芸能その他の話が、そして人生相談まで、はじめ食堂は心温まるみんなの居場所。

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2025/10/20

優しさがいっぱい散らばった本。 心に悪魔を住まわせている私には?先生を裏切ったあの方なんて、もっと痛めつけろー!なんてことを考えてしまいますが…。 そんな私でも、読後は優しい気持ちでいっぱいになります。 心がギスギスしたときに読むと良し。 そうでないときも、もちろん面白いけど...

優しさがいっぱい散らばった本。 心に悪魔を住まわせている私には?先生を裏切ったあの方なんて、もっと痛めつけろー!なんてことを考えてしまいますが…。 そんな私でも、読後は優しい気持ちでいっぱいになります。 心がギスギスしたときに読むと良し。 そうでないときも、もちろん面白いけど。

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2025/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

はじめ食堂もついに値上げ。それでも安いですよね。 漬物とかお雑煮とか、色々勉強になります。 瑠美の元生徒の由布に何か罰があるかと思ってましたが、後日はかたられないのが残念。 利用するだけ利用して別の大手出版社へ持ち込むのは許せないです。 万里が店を持つにはまだまだみたいで、今後が楽しみです。

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2025/09/04

シリーズ18作目の本作。 このシリーズが本作で終了してもおかしくはない様な巻末のお話でした。 お料理以外での一言、「人間の死は二回あると思うんだ。一回目は息を引き取った時。二回目は、誰にも思い出してもらえなくなった時。」 軽妙な会話の遣り取りの中でさり気なく挿入される言葉、なかな...

シリーズ18作目の本作。 このシリーズが本作で終了してもおかしくはない様な巻末のお話でした。 お料理以外での一言、「人間の死は二回あると思うんだ。一回目は息を引き取った時。二回目は、誰にも思い出してもらえなくなった時。」 軽妙な会話の遣り取りの中でさり気なく挿入される言葉、なかなか出来るもんじゃないと思いました。

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2025/08/30

「幻惑のフルコース」 アイディアをもらい。 持ち込み先を変えたのは自分の立場が変化したのもあるだろうが、これは不義理すぎだな。 地域によって全く異なるものになってしまうからこそ、日替わりで選べるのは面白味もあって人気が出るだろうな。 「おしんこマイラブ」 自分で漬けるために。 ...

「幻惑のフルコース」 アイディアをもらい。 持ち込み先を変えたのは自分の立場が変化したのもあるだろうが、これは不義理すぎだな。 地域によって全く異なるものになってしまうからこそ、日替わりで選べるのは面白味もあって人気が出るだろうな。 「おしんこマイラブ」 自分で漬けるために。 手間がかかるから美味しいものが出来るとはいえ、歳をとるにつれて難しくなるだろうな。 少しずつ惹かれている自分に気付いてしまったからこそ、空いていない隣を見て心苦しくなってしまったのだろう。 「日陰のサラダ」 どれだけ頑張っても。 たった一言の気遣いがない事は当たり前ではあっても、しこりとして残ってしまうだろう。 二人きりで話し合うのではなく、第三者が手助けしながら想いを吐き出す事が出来たからこそ無事済んだのだろう。 「桜のかき揚げ」 お花見での小話大会。 小難しいことは考えず気軽にできることだからこそ、皆楽しく語る事ができたのだろうな。 実際に見ながらするのは日取りなど大変だが、店内で細やかにすることだからこそ呼べる人も中にはいただろうな。 「コンソメのふる里」 想い出話を本に残す。 残された時間が少ないと言われて、最後になるであろう作品に選ばれるのは光栄だろうな。 嫌な場所だと覚えて帰郷させるのは気の毒とはいえ、こんなことをしてあげることが出来るのはすごいことだろう。

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2025/08/12

いつも通り美味しそうなご飯とお酒。 皐ちゃんの恋がさらっと終わってしまったのと、冒頭の不義を行った人のその後があまり書かれておらず。 必ず、次の巻に持ち越しかな? 新キャラクターのケンが毎回でてくるけど、ちょっとワンパターン感は否めないない。

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2025/08/04

季節の流れとともに野菜を中心とした旬の料理を味わう。いつものはじめ食堂の時間が展開されます。 ケンの登場場面が増えて、中心人物となってますね

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2025/07/28

珍しく新展開なし。むしろ過去を振り返る話あり。でもそれでいい。ああこういう店が近くにあれば。 そういえば定食七百円が八百円に値上がった。七百円時代がすごく短かったようだ。

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2025/08/17

姑の一子と嫁の二三、従業員の皐の3人で仲良く営む 東京は佃の「はじめ食堂」。春になり、常連客たちとの お花見会をすることに…。レシピも掲載。

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